サンフレッチェ広島はエディオンスタジアム広島で、天皇杯4回戦のガンバ大阪戦に1-3で敗れた。戦前、J1王者、ナビスコ杯、そして天皇杯の三冠の可能性が残っていたのはこの2チームだけだったが、その挑戦権はガンバ大阪に委ねられた。
試合終了間際に日本代表帰りの皆川がPKを決め一応、1-3と体裁は整えたものの、試合は多くの時間帯でG大阪の”らしさ”が発揮される展開となった。
シュートの数こそ広島の7本に対して8本(前半は1本と4本)と大差ないが、広島は十分にプレスをかけることができず、G大阪にパスを繋がれる場面が目立った。
前半35分と終了間際、自在に相手に繋がれて最後はFWの佐藤晃大にいずれも蹴り込まれて0-2。
さらに後半39分には相手GKから続けて5つのパスを繋がれ、最後はリンスにここでも右足を振り抜かれた。
前日、スタメンとベンチ入りメンバーを思案中である、としていた広島の森保監督はフル出場の続く森崎和や故障から復帰したばかりの青山をベンチに残し、柴崎と新人の茶島を投入したが前半の失点を防ぐことはできなかった。
広島は今度はJ1に舞台を移し、エディオンスタジアム広島で再びG大阪と対戦する。