広島ドラゴンフライズは3月22日、山口県周南市のキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターでリンク栃木ブレックスと対戦。第1、第3、第4ピリオドで劣勢に回る苦しい展開で67-91の完敗を喫した。
これで山口県では初開催となったリンク栃木ブレックスとの交流戦2連戦でもまた白星なし。先週、プレーオ進出を決めて勢いに乗るイースタンカンファレンス3位の強敵に対して、これで4戦全敗となり交流戦借金がまた増え始めた。
なお広島ドラゴンフライズの90点台の失点は、ウエスタンカンファレンスのチームではすでにプレーオフ進出を決めているアイシンシーホース三河戦の一度だけ。しかし、交流戦では東芝ブレイブサンダース神奈川、日立サンロッカーズ東京(ともにプレーオフ進出決定)に続いて計4度目。実力に優るチーム相手にどうディフェンス力を維持していくか、はっきりと課題が浮かびあがっている。
広島ドラゴンフライズのウエスタンカンファレンス順位は3位のまま変わらず。
広島ドラゴンフライズのこの試合までのイースタンカンファレンス勢との対戦成績
〇66-65つくば
〇81-71つくば
●61-74リンク栃木ブレックス
●74-84リンク栃木ブレックス
●75-76レバンガ北海道
●59-68レバンガ北海道
●83-96東芝ブレイブサンダース神奈川
●82-94東芝ブレイブサンダース神奈川
●67-80トヨタ自動車アルバルク東京
●66-86トヨタ自動車アルバルク東京
●69-82日立サンロッカーズ東京
●69-105日立サンロッカーズ東京
●79-83千葉ジェッツ
●59-81千葉ジェッツ
〇71-70つくばロボッツ
〇87-60つくばロボッツ
●65-69リンク栃木ブレックス
広島ドラゴンフライズ67-91リンク栃木ブレックス
1P 14-30
2P 20-20
3P 16-21
4P 17-20
会場:キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター
シーズン通算成績:17勝24敗
キリンビバレッジ Man of the match:#13 クリント・チャップマン
医療法人社団飛翔会 フェアプレー賞:#27 ファイ・パプ・ムール
【スターティングメンバー】
広島:#7 坂田央、#10 竹内公輔、#11 北川弘、#24 田中成也、#27 ファイ・パプ・ムール
リンク栃木:#0 田臥勇太、#9 遠藤祐亮、#24 トミー・ブレントン、#25 古川孝敏、#32 ライアン・ロシター
広島ドラゴンフライズ STATS
【得点】
#13 クリント・チャップマン 17点
#10 竹内公輔 14点
#11 北川弘 14点
【リバウンド】
#10 ファイ・パプ・ムール 9リバウンド
【アシスト】
#11 北川弘 5アシスト
佐古賢一HCコメント
「出だしから相手のシュートがいい形で決まって苦しい展開になったのですが、追う展開になった時に選手の判断でゲームを諦めるような部分がしばしば出てしまったと思います。改めて、個々の問題を練習の時に取り組んでいく必要があるなと感じました。その問題は技術ではなく、戦う気持ちだったり、駆け引きだったりといったメンタルの部分。一生懸命なのはよく分かるのですが、一生懸命だけではこういう結果になってしまう。特にもっと駆け引きの部分をアドバイスしていかないといけないと感じました。そういう課題が多く出たゲームでしたし、その課題を克服しながら、プレーオフに向かっていきたいと思います」
リンク栃木ブレックス STATS
【得点】
#32 ライアン・ロシター 20点
#13 渡邉裕規 17点
#25 古川孝敏 9点
【リバウンド】
#32 ライアン・ロシター 16リバウンド
#7 カイル・バローン 6リバウンド
【アシスト】
#0 田臥勇太 2アシスト
#24 トミー・ブレントン 2アシスト
#25 古川孝敏 2アシスト
#32 ライアン・ロシター 2アシスト
トーマス・ウィスマンHCコメント
「昨日に続きタフなゲームだったが、ディフェンスを昨日より集中することができました。第1ピリオドからディフェンスをコントロールできたので、自分たちのやりたい流れをキープすることができました」