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2016年08月12日
編集部

広島の金藤理絵、でっかい金メダル、リオ五輪女子200メートル平泳ぎ

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リオデジャネイロ五輪競泳(8月11日)

女子200メートル平泳ぎ決勝で広島県庄原市出身の金藤理絵(Jaked)が2分20秒30で金メダルを獲得した。

日本女子の同種目での金メダルは1992年バルセロナ大会の岩崎恭子以来6大会ぶり。

金藤は2008年北京五輪で7位入賞。2012年ロンドン五輪は出場を逃した。しかし、東海大時代から10年間指導を受ける加藤健志コーチに励まされ二人三脚で大舞台を目指してきた。

君が代の流れる表彰台で金メダルを首にかけた金藤は右手を大きく振って歓声に応えた。

レース後、「どんな8年間でしたか?」と聞かれた金藤は「そうですね、いろいろな8年間だったんですが、加藤コーチの支えを受けて一緒に練習して、仲間や家族、そして加藤コーチの家族にも応援してもらえて、だからこそ世界の頂点目指してやってこれたと思います」と話した。

なお、広島関係での夏季五輪、個人種目金メダリストは1928年の織田幹雄以降、5人目の快挙。

広島関係の夏季五輪金メダリスト

織田幹雄(おだ・みきお) 広島県安芸郡海田市町(現海田町)出身。指導者のいない環境にあって、自ら犬や猫の足の使い方などあらゆる動きを研究して莫大な資料作りに邁進。「体格に劣る日本人が勝つには三段に分けて跳ぶ三段跳びしかない」と言い、1928年アムステルダム五輪、男子三段跳びで日本人初の金メダル。

中谷雄英(なかたに・たけひで) 広島市袋町小学校~国泰寺高校・山陽高校・広陵から明大へ。広島の姿三四郎と呼ばれる。1964年東京五輪、オール1本勝ちで柔道競技史上最初のオリンピック金メダル(男子軽量級)を獲得。

田口信教(たぐち・のぶたか) 愛媛県出身、12歳で広島県三原市へ転居し三原三中で頭角を現す。尾道高校に進み1968年メキシコ五輪に参加し100メートル平泳ぎ準決勝で世界記録を出すが泳法違反で失格。その後は新たに広島に設立されたフジタドルフィンクラブで練習、1972年ミュンヘン五輪、100メートル世界新記録で金メダル。200メートル平泳ぎでも銅メダル。

川口孝夫(かわぐち・たかお) 広島市出身、父の営む川口道場で鍛え崇徳高校へ。中谷と同じく明大へ進学し、東京から8年後の1972年ミュンヘン五輪軽量級で金メダル。現在も広島で後進の指導にあたる。

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