第98回全国高校野球選手権大会第9日第3試合(8月15日)
夏の甲子園、2回戦最後の対戦で広島新庄が富山第一を7対1で破り初のベスト16入りを果たした。
1回戦で九回一死までノーヒットノーランに封じられながら1-0で2回戦に駒を進めた富山第一。対する新庄も昨夏ベスト4の関東第一相手に延長12回、2-1辛勝…。
際どい試合をモノにした同士の一戦は三回、新庄が先制。富山第一の先発・中津原を攻め、一死一、三塁で四番・豊岡は一ゴロ。一塁ランナーが挟まれる間に一番・杉村がホームを踏んだ。
四回に同点に追いつかれた新庄は六回、富山第一の二番手・森圭名から相手のミスにも乗じて一死満塁のチャンスを作ると、九番・古本がパワーにモノを言わせて高目の球を右中間へ。これがフェンス直撃の二塁打となり3対1と勝ち越しに成功。
八回にも森圭名の球がバラつき始めたのに乗じて2本の三塁打などで4点を加え勝負を決めた。
新庄の堀は1回戦で177球を投げたが、この試合は8回を投げわずか90球と記録的な球数の少なさで富山第一打線を3安打無四球。特に三回までの一巡目は初回8球、二回も8球、三回は6球でペーフェクトピッチング。四回に2安打され1点を許したが、六回の二死二塁を切り抜けたあとはまたラスト3回をパーフェクト。九回にこの試合最速の144キロをマークして、27個目のアウトも142キロで空振り三振を奪った。
打線は七回を除きずべて先頭打者が出塁するなど10安打で選んだ四球も8つ。その分、五回までの6残塁は反省材料に。
一番・杉村は3安打4出塁、二番・田中亮は2四球2犠打、六番・古川は左前打のあと3連続犠打、七番・河内は犠打のあと3連続四球、八番の堀は打っても打点2、九番・古本も打点3だった。
新庄は七回を除き初回から7つの送りバントをすべて成功させた。
広島では庄原市出身のリオ五輪・金メダリストの金藤理絵選手の話題で持ち切りだが、同選手の出身地、庄原市と同じく冬は雪に閉ざされる北広島町の新庄高校の快進撃で県北の盛り上がりはなおも続く…
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