第99回全国高校野球選手権広島大会第2日(7月9日)は1回戦13試合があった。
美鈴が丘7-6基町(コカ・コーラウエスト広島)
・降雨の影響で試合開始は2時間遅れ。基町と美鈴が丘の対戦は2014年の1回戦以来の”再戦”となった。前回は1-8で基町に軍配。この日も七回、先攻の基町が4点を奪い6-6同点としたが、その裏、美鈴が丘は八番・倉田航大(2年)が右前にV打を弾き返し見事、リベンジに成功した。
広島商1-0尾道東(コカ・コーラウエスト広島)
・広島商はエース左腕の鈴木慶(3年)が4安打9奪三振の力投で公式戦初完封。打線は尾道東の「エースで四番」舟橋栄伸(3年)を六回にとらえ、無死一、三塁から六番・国政雄大(2年)が左前に決勝打を放った。昨夏ベスト8の広島商はノーシードからどこまで進めるか?3回戦ではセンバツで旋風を巻き起こした市立呉と当たる可能性が強い。
神辺旭2-1吉田(延長十三回、福山市民)
・神辺旭は延長十三回、無死満塁から地元・駅家中学出身の九番・吉富翔貴(2年)が左前にサヨナラ打を放ち激闘に終止符を打った。吉田は1点を追いかける九回、六番・土井和貴(2年)がスクイズを決め、守ってはノーエラーと堅実な野球を実践した。
国際学院8-1誠之館(七回コールド、東広島運動公園)
・昨夏ベスト8の誠之館を国際学院が押し切った。初回に六番・中尾優(2年)の2点適時二塁打などで4点を奪い主導権を握ったのが大きかった。安打数は国際学院8、誠之館6だが、国際学院は投手陣の制球が乱れ計9四死球。国際学院の先発、土取大起(3年)は完投した。
盈進9-0熊野(七回コールド、福山市民)
盈進は大正12年、1923年創部。ちなみに「夏の甲子園」は1924年からで、全国優勝したのは広島商…。実に43年ぶりの甲子園を目指す、そんな伝統校は多彩な投手陣を揃え、1回戦では塚本晃士(3年)、筒井建介(3年)のリレーで熊野を零封、打っては六回に6点を加えてコールド発進した。
その他の結果
尾道 北4-1神辺
広島商船10-0宮原(五回コールド)
明王台5-3呉高専
国泰寺9-3呉工
広10-0三原(六回コールド)
三次10-3三原東(七回コールド)
庄原格致8-1府中(七回コールド)
賀茂5-4大門