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2017年11月27日
編集部編集部

サンフレJ1残留戦に松井市長、湯崎知事姿見せず…その翌日発表の中央公園スタジアム建設費「約190億円」発表の正しい見方

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松井市長
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    ダグ

おりづるタワーから旧広島市民球場跡地を見下ろす松井市長(トップ画像)

 

スタジアム問題に触れる前にどうしても残しておかなければいけないことがある。

エディオンスタジアム広島
11月26日のエディオンスタジアム広島、来賓席の様子、みなさん必死でピッチを見つめている…

前日(11月26日)のエディオンスタジアム広島。関係者席と受付を確認した限りでは松井市長、湯崎知事ともに姿が見えなかった。もちろんスタンドでサポーターと一緒に応援というケースもあるだろう。しかし、残留が決まったからにはサンフレイレブンの下を訪れてもいいはずだ。その姿も見た限りはなかった。広島商工会議所の深山会頭は来場予定だったが、やはり姿を見かけなかった。テレビ観戦だったのか?

その前の日(11月25日)には、旧広島市民球場跡地内にある勝鯉の森に、深山会頭、知事、市長という、スタジアム問題で言うところの3者が揃い、8度目の優勝を記した優勝記念碑除幕式に参加。そのあと、優勝パレードでオープンカーやオープンバスに分乗した。

ここまであからさまな状況になってくると(ひろスポ!ならずとも)広島と国内の経済、街の発展を気にかけている人たちなら誰もが心配になってくるのではない、か。(池上彰さん風に…このあとも)

本当に紙屋町商圏に広大な空き地(旧広島市民球場跡地)をこの先さらに長期に渡って残したままでいいのか?

その目の前にあるエディオンは、これからもサンフレッチェ広島をこの街の宝として自己犠牲の精神で育ててくれるのか?

苛烈を極め体力勝負の家電業界にあってエディオンは大丈夫なのだろうか?それより何より「久保さん」(サンフレッチェ広島 久保允誉会長)がさじを投げはしないだろうか?”あの時”「市も県も地元企業もみんなで助け合ってサンフレッチェ広島を支えていこう」と約束したはずなのに、と…

 

国内の至るところでデパートの”店じまい”が続発している。広島でも呉、福山…。怒られるかもしれないが「今度は広島そごうの番」という声もある。だから、紙屋町界隈ではどこも懸命に行き残りを懸け、設備投資などを続けている。

サッカースタジアム問題は、すでに広島市議会で何度も指摘されているようにそれらを「弄んでいる」ことにならないか?

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11月27日、やっと中央公園にスタジアムを建設した場合の概算建設費(3万人規模)が発表された。

スタジアム建設費が約172億円。周辺道路整備など合わせて約190億円。

一方、すでに発表されている広島みなと公園は約192億円。こっちがきっちり2億円、上回っている。

旧広島市民球場跡地に至っては約260億円。超髙い!

 

 

中央公園の調査に関しては広島市が1月、「中央公園広場におけるサッカースタジアム整備の影響等に係る調査・検討業務」の公募型プロポーザル審査を行い、最優秀提案者に山下ピー・エム・コンサルタンツ(東京都中央区)を特定した。

費用は県と市が折半して契約期間は9月29日まで。6月をめどに中間のとりまとめを行う、としていたがこれはなし、となった。理由を担当者に確認したが明確な回答は得られていない。

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広島みなと公園と旧広島市民球場跡地に関しては同時期に建設費などが発表された。今回はそれとは別の専門業者が調査した。

なぜ、同じ条件でやらないのか?当然の疑問であり広島県議会でこのことが指摘されたが、湯崎知事は問題なし、の認識を示した。

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この時点ですでに広島みなと公園、旧広島市民球場跡地のふたつと中央公園は比較する際の”尺度”が違う。よって190億、192億、260億の比較に?がつく(まだ?はひとつだ)。

だが?は、そんなもんじゃない。

特報!広島市がひた隠しにする?「中央公園サッカースタジアム整備の影響等に係る調査」報告って…(2017年7月12日掲載)

…のこの記事の中で市文化スポーツ部の杉山朗部長はこうコメントしている

「(それをこちらで取りまとめて)報告できる内容ができしだい、地元にお示ししたい」

そこにはひろスポ!がこう”解説”を添えている。

何のことはない。”素”の調査報告を都合のいいように切り張りして、耳障りのよい「中間報告書」を仕上げるだけの話ではないのか…

9月末には終わった調査に手を加えていたからまるまる1カ月もの時間を要した。本来なら8月の基町住民との話し合いの席でも、9月末の時点でも中央公園の工事概算費用は出せていたはずだ。もう調査は終わっているのだから。

 

なお、中央公園に関しては3つの候補地の中で最も付帯施設費が高額になる恐れがある。3つの候補地の中でいいようで実は一番アクセスが悪いからだ。

もっとも広島みなと公園も場合も港湾関係者の強く主張する「輸送の定時制」を守ろうとすれば100億円単位の新道路建設が必要にはなるのだが…

旧広島市民球場跡地は何らアクセスに不便はない。

話は戻る。中央公園は車ではほとんど寄りつけない構造になっている。よって歩行車、自転車をさばく必要がある。そのために広島市などでは中央公園の南側(城南通り)と東側を走る車道(国道54号線)をまたぐ大規模な歩行者専用のデッキを新設する策を考えているが、これを本当にやろうとすればそうとうの期間と費用を要する。

こうした建設費の予定価格ほどいい加減なものはない。この時点で???だ。

その時々の答弁でいくらでも議会の反発を抑え、矛盾だらけのまま進むことができる。それは、「新球場建設の過程」での市議会で嫌というほど見せられた。その時、市議会の追及を見事にかわした当時の担当者はみな、ラインに乗って出世した。また同じことが起こる可能性が高い。

 

マツダスタジアムは未だに「90億円でできた」ことになっている。

これは、まだ新球場(マツダスタジアム)をどこに建設するか、という論議がなされていた当時に、旧広島市民球場跡地に建て変える費用より遥かに安くできる、それが90億円だと、当時の秋葉市長がその数字を前面に押し出しからだ。

「現在地(旧広島市民球場跡地)建て替え」が一度決まったものを「貨物ヤード跡地での建設」にもっていくための口実、それがこの「90億円」だった。

だが、実際にはさらに20億円とも22億とも言われる追加工費が発生して、そこはカープ球団が負担したとされる。

またスタジアムに”くっついている”、大型スロープなどは別予算が計上されている。これだけでも億単位の工事だ。

さらに「震度6程度の地震でレフトスタンドに倒壊の恐れ」と市の関係者に指摘されると、予算をつけて2期に分けてレフトスタンドの補強工事も済ませた。こうした”不都合な真実”はニュースにさえならない。

エレベーターも増設した。その他、マツダスタジアムへの投資額を全部合わせれば90億円という数字がまったく意味のないものだったことがよくわかる。

あとづけのおカネにチェック機能はまったくと言っていいほど働かない。

もちろん新球場建設に向けて市議会では「90億円」に関する問題点、不安材料を何度となく指摘した。

そのたびに市の担当者は想定問答集どおりの答弁で難局を乗り切り、ツケをあとに回したかっこうだ。

実はそのツケはあまりにも大きく、とても払えたものではないのだが、その詳細はここでは割愛する。

ここまでくれば?はいくつあっても足りない。

建設費など、どうにでもなる。どこかの国と一緒で”結論ありき”だ。

 

広島市は実際、旧広島市民球場跡地にサッカースタジアムを建設した場合の費用を、かつては2万5000人規模で156億円としていた。そのままもホームページで紹介されている。

www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1394685209418/index.html

 

上記、旧広島市民球場跡地の活用策にかかる調査結果がすでにあるのに、湯崎知事、松井市長が「広島みなと公園優位」を連呼していた時期、3者でまた新たな調査をして「広島みなと公園192億円、旧広島市民球場跡地260億円」の比較表を作った。

この時は、当然ながら広島みなと公園優位、の数字合わせが「作業」の軸となった。

ただし旧広島市民球場跡地の場合は「掘り込み費用がおよそ100億円かかる」とべらぼうなオプション工事を盛り込んだため高額になっただけ。スタジアム本体は160億円だ。だから、そんなオプションは採用しなければ済むことで、「その必要はない」とサンフレッチェ広島側はずっと言ってきた。

さらに久保会長が独自に専門家に委ねて企画・調査したHiroshima Peace Memorial Stadium(仮称)の旧広島市民球場跡地での建設費用は2万5000人規模で140億円だ。

サンフレッチェ広島では2万5000人かその少し上のあたりのキャパが適正、としている。一方、3者は「国際大会を開催するため」との理由で3万人キャパを譲ろうとしない。それならエディオンスタジアム広島があるから、国際規格にしてそちらで開催すればいいだけの話だ。今のエディオンスタジアム広島のトイレの少なさでは、ミスターチルドレンのコンサート時など、もうたいへんな状況だ。

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www.footballchannel.jp/2016/04/15/post147810/

 

スタジアムの建設費の比較表だけを取っても「大ウソ」というのが広島新サッカースタジアム取材班の見解だが、本当の「大ウソ」が何であるかは松井市長と湯崎知事自身がよく認識しているはずだ。

それを明かさないまま、無理やりやりくりしたって、何ひとつ…とミスターチルドレンのあの唄が聴こえてきそうだ。

言葉はきついが県民・市民を欺いたまま、意味のない建設費用を比較をするほど空しいことはない。

もちろんこのことには基町地区の住民もすでに気づいている。

だから「スタジアムの中央公園建設反対」の思いは「本当のことを聞くまで」(基町地区住民)変わらないという。

今回、サンフレッチェ広島がギリギリのところで1部に踏み止まった理由を、ヨンソン監督は「広島魂・広島スピリット」と話し、ホーム最終戦でサポーターに別れを告げたミハエル・ミキッチは「アイネ ムラサキ・紫のひとつの心」だと叫んだ。

おそらく、サンフレッチェ広島の残留決定は広島スポーツ100年の歴史を見守ってきたサッカーの神様の後押しもあってのことだろう。

だが、もう神風には頼れない。この先を切り拓くのは、まさに広島スピリット。全広島力が試される。

2005年夏に当時の秋葉市長が新球場建設場所を「貨物ヤード跡地」と決めてからもう12年以上が経過した。

サッカースタジアム建設の早期実現なしに、サンフレッチェ広島と広島サッカーの明るい未来は、ない…。

2004年、近鉄球団が消滅した「球界再編問題」にあのままいけば飲み込まれるはずだったカープは、その5年後に完成したマツダスタジアムによって今や12球団ナンバーワンのエネルギーを有するに至った。

国内で最大級の成功例があるのだから、そこに新たな改善を加えればいいだけの話なのだが…

広島新サッカースタジアム取材班

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