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2018年06月24日
編集部編集部

西野ジャパン躍進!W杯ロシア大会の最中に、広島ではサッカースタジアム建設にはほど遠い、基町住民説明会、空しいホイッスル

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深山会頭 久保会長
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    ダグ

トップ画像は2016年9月14日、「4者会談」において基町地区「中央公園」をスタジアム建設候補地に加えるとした発表を行う広島商工会議所の深山会頭、その奥がサンフレッチェ広島の久保会長。…で今回の基町住民説明会にはサンフレッチェ広島関係者は誰ひとり参加せず、深山会頭、松井市長、湯崎知事の姿もない。リーダー不在でスタジアム問題が進展するはずもなく…

 

J1で首位を行くサンフレッチェ広島は6月23日、広島を出発してキャンプ地の韓国坡州市に入った。W杯ロシア大会のためサンフレッチェ広島のJ1リーグ戦は7月18日に再開となる。

日本時間の6月25日午前0時、サッカーの日本代表は現地でW杯ロシア大会グループステージの第2戦を戦う。

舞台はロシア4大都市のひとつ、シベリア鉄道の要衝として知られるエカテリンブルクにある「セントラルスタジアム」。オープンは1953年。ちなみに旧広島市民球場跡地の供用開始は1957年7月24日。歴史あるスタジアムは、今回のW杯に向け全面改装された。収容人員はおよそ3万5000人。

初戦でコロンビアを倒した西野ジャパンを支えているメンバーの中に、森保一コーチがいる。サンフレッチェ広島監督時代、懸命にスタジアム早期建設を市や県や地元財界や世界に訴えた人物だ。

もしも今、ネットで森保コーチがこの記事を目にしたとたら、どんな思いに駆られるだろうか?

6月24日、広島市が中心になって基町地区で住民説明会を開く。

これまで松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭の下でサッカースタジアム建設を検討してきた広島市、県、広島商工会議所の担当者は基町地区代表者との話し合いを行ってきた。今回はしかし全住民が対象となる。

基町住居地区に隣接する中央公園をサッカースタジアム建設候補地とるするために、より多くの声を聞き、広島市などの立場を理解してもらうことがその狙い。

しかし、この地元説明会は、世界中が注目するW杯ロシア大会の熱戦や、韓国で鍛えるサンフレッチェ広島の姿とはかけ離れたものになるはずだ。

本来なら両者は密接に絡み合っていなければいけない。

地元説明会にサンフレッチェ広島関係者が加わることもなければ(加わりたくても加われない)、この説明会の中でサンフレッチェ広島の話題が出ることもない。増してや広島においてサッカースタジアム建設を早期に実現させなければいけない理由などが、述べられる訳でもない。

極端な話、この地元説明会自体は、サッカースタジアムの建設とは無関係のものにすらなる、ということだ。

そうなることは、2016年9月14日の時点で分かっていたはずなのに…

ひろスポ!関連記事
広島のサッカースタジアム問題、「中央公園」の台頭で予想どおりの急展開、第2回4者会談のあとサンフレッチェ広島が声明発表(2016年9月14日掲載)
hirospo.com/pickup/32257.html

上記記事の中に…

(2)建設候補地は、現在の二つを残しつつ、検討協議会の議論の経過も踏まえ、中央公園自由広場・芝生広場等(以下「中央公園広場」)をその他の候補地として、四者が協力して検討することについて合意した。

…との一文がある。「四者」とは松井市長、湯崎知事、深山会頭、サンフレッチェ広島の久保允誉会長を指す。

ただし、久保会長はすでにこれより前に旧広島市民球場跡地での「Hiroshima Peace Memorial Stadium」(仮称)を独自案として市民、サポーター、市や県側に示している。

四者の中で「中央公園広場」に固執するのは松井市長、湯崎知事、深山会頭の方で、サンフレッチェ広島はそこでは”部外者”だ。

…で、それから1年半年後の2018年2月14日、基町地区住民から広島市へのバレンタインデーの贈り物が手渡された。

「中央公園サッカー候補地除外の」要望書だ。

基町の明日を考える会の代表者が直接、広島市役所に松井市長を訪ね「スタジアムがまち作りに繋がるという考えは住民の考えとは逆で、基町と中央公園にサッカー場は不要」との意思表示をはっきり伝えた。

これに対して松井市長は「基町のまち作りは考えており地元に伝わっていると思っていた。順番を整理したい」と対応した。

基町地区に自ら足を踏み入れようとしない松井市長が基町住民の現状や意向、意思をどれだけ把握しているかは分かりかねるが、「地元に伝わっている」と本当に思っていたとしたら致命的なミス、ということになる。

付け加えるなら「順番」が問題なのではない。

基町地区住民側には、次のような深い思いや自負がある。

・「基町の発展なくして、広島の戦後は終わらない」のキャッチフレーズの下、戦後広島復興の中で地域を挙げて町づくりを進めてきた。

・行政側の都合による線引きや施策だけでは行き届かない、住民サイドの立場での小さな努力をみんなでコツコツと重ねてきた。

・すでにもう40年、45年のスパンでそうしたことを積み重ねる中で、行政側には様々な要望を出してきたが、高齢化対策、外国人居住者の課題、基町アパート群全体の老朽化対策などは遅々として進んでいない。

・一緒に活動してきた責任者の多くはすでに他界しており、せめてこれからは町づくりを前に進めたい。

・サッカースタジアムは当然必要で、ただしそれが中央公園である必要はまったくない。候補地から外れていたものをなぜまた組み込む必要があるのか?これまでの広島市などからの説明はとうてい納得できるものではない。中央公園にスタジアムはいらない。

よって基町地区での住民説明会は、スタジアム建設候補地として、まったく受け入れる気持ちのない基町地区住民側と広島市担当者の”応酬”が繰り広げられることになる。参加する住民側は「足が痛い」「腰も痛い」と言いながら、それでも自分たちの居住区の環境や基町の今後を気にかけ集まってくる。

その大半が「スタジアムはいらない」と言っている。

さらに言えば基町地区住民側の責任者たちは「なぜ、松井市長や湯崎知事が突然、広島みなと公園優位を言わなくなったのか」や「なぜ、旧広島市民球場跡地という最初の候補地がありながら、中央公園が引っ張りだされたのか」について、メディアが伝えていない”裏の事実”を把握した上で、住民側の立場に沿って”モノ言う”スタンスを取っている。

これらの状況を勘案すれば、6月23日付の中国新聞に「動くかサッカー場議論」の見出しで住民説明会の件を紹介する記事が掲載されているが「動く」わけない、というのが実際のところだろう。

そもそもサンフレッチェ広島の4年で3度のJ1優勝を契機に市民・サポーターらが署名し、声を上げ、「早期実現」を松井市長らに求めたサッカースタジアムは、基町地区の戦後の尊い歴史や町づくりと同列に「議論」・「説明」するような案件ではまったくない、でのある。

松井市長、湯崎知事のツートップは、さっさとこの問題をリスタートさせたらどうか?

自分たちの都合だけで、無理やり「中央公園案」をねじ込んだ2016年の9月14日に立ち還って…

このまま意味のない時間を浪費すれば、2020年東京オリンピック、パラリンピックのあとの、新たな価値と利益を生み出す国策アリーナ・スタジアム建設ラッシュにおいても、広島はまた”予選落ち”となってしまう…

ひろスタ!特命取材班

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