2016-17 Vプレミアリーグ男子、チャレンジマッチ神奈川大会第2日・富士通カワサキレッドスピリッツ戦(3月12日・日曜日 、神奈川県大和市・大和スポーツセンター)
対戦相手は、チャレンジリーグI 2位の 富士通カワサキレッドスピリッツ。
やはり、町野さんの姿はなく…。ベンチ入りメンバーも昨日と全く同じ。
女子の試合が終わってから、男子の試合をやる方式なので、前日も随分と待った…。
JTサンダースの登場は、第3試合。
今日は、なんと!
第1試合の、プレミア7位「岡山シーガルス」がチャレンジI 2位の「上尾メディックス」に0-3で敗れる大波乱。岡山は、昨日は3-1で勝ったにも関わらず、今日の試合結果で、チャレンジリーグに降格となった。
しかも!
第2試合の、プレミア8位「PFUブルーキャッツ」も、チャレンジリーグI 1位の「デンソーエアリービーズ」に0-3負け。PFUは昨日も2-3で敗戦しているので、こちらも降格。
会場が異様なムードだった。嫌な感じ。
この雰囲気に呑まれなればいいな、と、心配…。私が心配しても仕方ないけど。
いよいよ大事な試合開始…
試合結果は、
25-18
25-18
25-21
セットカウント3-0で、勝利。プレミアリーグ入れ替え戦を乗り越え、残留が決まりました。
スターティングメンバーは、
WS:越川、吉岡
MB:筧本、中島
S:深津
OP:ルブリッチ
L:唐川
1日目のスタメンと全く同じ。
昨日の勝利で安穏としてはいけない、ということは、2日間の短期決戦だからこそ、良く理解していたのだと思う。この日の試合開始前も、前日程の過度な緊張感はなかったものの、適度にピリリとしていた。
前日は、センター線が生きていなくて、越川さんのマークがキツかった。つうか、中川が越川さんとマッチングしてマークしてた。この日は第1セットからセンター線を使ったので、囮が良く効いていた。マジ飛びの筧本さんにブロックが付いて、ブロックが約1.5枚になってアタックが決まった時には、打った人ではないけど、「トイさん!ナイス!︎」と声を掛けてしまった。
第1戦でやられた、緩急つけるサーブにも、緩く前に落とす時にはMBがサーブレシーブする、と決めてあったようで、MB中島、筧本が対応できていた。そうなると、「なんとなく」前か、ちょっと強く、か、くらいでは通用しなくなり、相手が更に細かくコースを狙わなければならず、結果、相手のサーブミスが増えた(前を狙い過ぎてネットに掛ける。勢い良く打ち過ぎてエンドラインを割る。)
逆に、こちらは、ルーベはジャンプフローターに徹し、深津のジャンプフローター、筧本の無回転サーブがとても有効。中島、吉岡もサーブトスが合わない時は丁寧にコースをつき、先にミスをしないことが徹底してた。もっとブロックしっかり!と思う場面もあったけど。
2セット連取のあとビスコ監督の支持を受ける選手たち
第3セット、相手にリードを許した時は「またか?」と思ったけど、踏み止まって、再逆転。そう!このメンタルが欲しかった!
声を掛けあって、か、または役割をキチンと決めて、繋ぎをしっかりすることで、初戦の第1セットの時のような、「粘り負けしない」JTサンダースになってた。
相手は、“純国産”チーム。とにかく繋いで、ハイボールもただのチャンボにせず打ってくる。粘り負け、は、厳禁。安易なチャンボも、厳禁。
先に終わった、女子の試合を見ていて、ブロックされた時の、ネット下のフォローレシーブのファーストタッチのきめ細やかさ、攻撃しきれなかった時のラストボールをどう考えてどこに返球するのか、ハイボールになった時の、ブロックに当ててリバウンドを処理して、体制を立て直して、も再度攻撃を仕掛けること、が、いかに大切か。改めて、再確認した。
それでも、今日も、L唐川とOPルーベがお見合いする場面があった。前の日にはちゃんと注意せんかったんかい?と、マジ怒りモードになってしまった。そして、どうしてそこで、L唐川は謝らんのかな?態度デカ。自分から謝ったら何か損することがあるんかな?ルーベに下を向かせる意味がどこにあるかな?!
試合後に、久しぶりに、ルーベの笑顔を見た。いつ振りかな。急に来日して、頑張ってくれたこの若い彼に、どんだけ負担を掛けていたのかを思うと苦しくなる。
彼を生かすためのトスは、どうあればいいのか。まだ若いから器用さには欠けるのかもしれないが、能力は高い。一生懸命。これまでJTに居た、ベテラン助っ人とはちと違う。
前日とこの試合のルーベは、この試合の方が更に難しそうだった。…いや、ちょっとニュアンスが違うな。前日のルーベはそも打ててなくて、フェイントを多用していた。この試合は、ルーベの踏み込みに対してトスが少し後ろになっていて、サイドから見ていて、少し反り返るように打っていた。トスが前のめりになるのを見越して、踏み込み過ぎてるのかと思った。
でも、前衛の時の彼はそれでも決めれるみたい。問題はバックアタック。トスの精度にムラがあると、上手く合わせられないので、そういうことになるんだろうな。来年度、どうなるか、心配だけど、楽しみ。
勝って、ようやく「来年度」を考えられるようになった。
素直に嬉しい。
ゴールデンウィークには、黒鷲旗がある。
越川さんと一緒に、有終の美を飾りたい。
笑ってシーズン終われるように!
頑張れ!
JTサンダーズ!
(ちゃこ)