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2014年06月08日
編集部

セ・リーグ首位の広島、得失点差マイナスの”危機”に直面

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長らくセ・リーグ首位の座を守ってきた広島が”陥落”の危機に瀕している。

巨人に0・5差に迫られているからではない。交流戦最下位に沈み、チームの勢いがなくなったことで大敗が続き、開幕からプラスのままできていた得失点差がマイナスに転じかねない状況になっていることは大きな不安材料tだ。

相手どうこうより、ま自分たちが…。よく選手や首脳陣が口にする言葉だ。

この言葉を数字に置き換えたのが得失点差。サッカーの世界では順位を決める重要な指標になるがプロ野球では順位決定に寄与しない。

しかし得失点差がマイナスの場合は総じてチームはBクラス。長らくプロ野球を見てきているが例外は最近では落合中日、小川ヤクルトぐらいである。

広島はその充実した投手力と打撃3部門でトップ3を行くエルドレッドらの活躍で一時は得失点差大幅プラスを計上していた。

ところが昨日までに日本ハム、ソフトバンクに4連敗。そのスコアは2-10、2-6、3-10、5-16でこの4日間だけでも「マイナス30」となり開幕からの総得点、総失点はそれぞれ240と236…、下手をすればきょうにもマイナスに転じかねない状況だ。

交流戦で善戦する中日は得点失点とも141のプラマイゼロ。谷繁兼任監督も”落合流”の下で学んできただけのことはある。

一方、巨人、阪神、DeNAは得失点差がマイナスでチームの不安定さを如実に表している。

ヤクルトは12球団ダントツの284失点ながら同じく12球団トップの291得点で、ひとことで言うなら「通常では考えられない野球」を貫いている。ただあれだけ故障者が出てもたくましく塁上をにぎわすスピリットはさすが、と言えるだろう。

交流戦だけを見れば2位・ソフトバンクの得失点差プラス29と5位オリックスのプラス31が際立っている。

一方10位・楽天のマイナス21もひどいが広島のマイナス36は「ひとり負け」の様相を呈している。

広島はきょう、あすと地元(初戦はマツダスタジアム、2戦目は呉二河球場)に交流戦「得失点差」2強のオリックスを迎える。

ソフトバンクには4戦全敗に終わった広島だが、オリックス、日本ハムのパ上位チームにもともにここまで連敗中。

セ・リーグに目を転じれば不安要素を抱えながらも交流戦5位につける巨人が0・5差まで迫ってきており、今回のオリックス2連戦で「反転攻勢」に出ないと5年目で悲願のリーグ優勝を目指す野村カープはますます窮地に追い込まれることになる。

昨シーズンも痛い目に遭わされているからソフトバンク打線のすさまじさは今さら語るまでもない。例えば左バッターのファウルの質がカープのそれとはまるで違う。それでもパ・リーグ相手に今季、一番の数字は4月27日の西武戦(ヤフオクドーム)の20安打、14得点。きょうは21安打、16得点。言葉は悪いが監督が途中で“逃げ出した”チームよりも酷い状況、ということだ。

日本ハム戦の2連敗と合わせてこれでチームは4連敗となり、この4日間で実に42失点。スコアも2-10、2-6、3-10、5-16で打てない、守れない、試合にならないの“3拍子”になっている。

打線の援護がないために投手陣に負担がかかり、やがて小さなほつれから取り返しのつかない展開に片足を突っ込んでいく。

昨年の交流戦とまったく同じパターンにはまりつつ、気が付くと大幅にプラス計上していた得失点差は総得点240、総失点236…。“いつかきた道”の一歩手前まで来ていることを“警告”している。

ソフトバンクは確かに手ごわいが阪神とDeNAは1勝1敗の五分と五分。中日とヤクルトに至っては1勝1分と優位に立っている。一方、交流戦の得失点差がマイナス計上の巨人は3-8、5-13の2戦惨敗でこちらも強力打線に手を焼いている。

セ・リーグ対パ・リーグで見ればここまでセの37勝40敗。野村カープは4勝10敗の借金「6」

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