頼みの大瀬良も黒星先行に…
4月12日 ●0-6DeNA、横浜スタジアム
通算3勝10敗(5位阪神まで2差の差最下位、首位巨人まで5・5差)
18時開始・2時間36分、3万1382人
相手先発 今永○9回1安打完封
本塁打 なし
出場登録 中村恭
登録抹消 岡田
一番センター野間
二番セカンド菊池
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト松山
六番キャッチャー會澤
七番サード小窪
八番ショート田中
九番ピッチャー大瀬良●(3試合1勝2敗)6回121球9安打4失点(自責4)
中村恭
大瀬良で連敗ストップを目指す広島ベンチ。打つ方では田中・菊池の鉄板一、二番を解体して一番に野間を据え、”丸不在”の三番にはバティスタを初めて組み込んだ。
しかし結果はDeNA先発・今永の前に菊池のヒット1本に抑え込まれての完封負け。5連敗で借金は7に増えた。
広島は緒方監督の下でのリーグ3連覇も含めて過去9度リーグ優勝しているが、借金7での優勝というのは一度もない。
2日前、延長十回に12失点した時点で、総得点、総失点ともリーグ最低の単独最下位。要するに打っても守ってもリーグ最弱の状況になった。
それでも勝っていこうと思えば、先行逃げ切りが常套手段。大瀬良は絶対に先制されてはいけない、と強く自分に言い聞かせマウンドに上がったはずだ。
しかし三回、先頭の今永に9球も投げさせられた。(結果は田中の好守による遊ゴロ)そのあと一番・神里に2球目を二塁打されると、続く楠本への初球がワイルドピッチになった。さらに3球目をレフト線に落とされこれが適時打になった。与えてはいけない1点をあっさり許した。
四回には先頭のソトにセンターフェンス直撃の二塁打を打たれた。初球を狙われた。大瀬良は2月と3月のオープン戦でソトに本塁打を含む5の4とカモにされている。
ツーアウトまでこぎつけたが八番・伊藤光と勝負して適時打された。今永との対戦を嫌ったことが辛い2点目に繋がった。
六回の2点は伊藤光の2ラン。DeNAバッテリーは打つ方でも手ごわかった。今永との3度の対戦で19球投げた大瀬良の球数は121にもなっていた。
東京ドームでは巨人・菅野がヤクルト打線をスミ1、7回4安打に抑え込んだ。マツダスタジアムでの3試合で31得点のヤクルトベンチも、2年連続の沢村賞右腕の前には打つ手なし?首位の座はヤクルトから巨人に入れ替わった。
昨季の広島がそうであったように巨人投手陣は打線の援護を追い風に白星を重ねている。巨人のチーム打率・275は12球団トップで三番・丸は打率・341、二番・坂本は打率・405…。広島はDeNA3連戦のあと鹿児島、熊本で巨人2連戦に臨む。連敗ストップは早ければ早い方がいい。(ひろスポ!・田辺一球)