画像はアドゥワ
5月12日 ○8-1DeNA、マツダスタジアム
通算19勝18敗1分け(阪神に追いつき同率3位、首位巨人まで3差)
13時30分開始・2時間58分・3万1452人
相手先発 京山●3回7安打5失点
本塁打 鈴木11号③
一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト西川
六番キャッチャー磯村
七番ショート田中
八番サード曽根
九番ピッチャーアドゥワ○(6試合1勝1敗)9回110球8安打1失点(自責1)
アドゥワがプロ初の完投勝利。広島は3月29日の開幕戦以来の貯金1に”戻した”。
アドゥワは昨季、中継ぎで53試合に投げ、2月のキャンプは主力組スタート。以来、先発登板を視野に入れて調整を続けた。
しかし、オープン戦など、対外試合における登板の機会は限定された。開幕に向け、新外国人投手や期待の左腕・床田らの登板が優先されたことも影響した。3月、やっと出番が回ってきたのは、マツダスタジアムであった社会人全広島戦だった。
結果は3回3安打1失点。このあとアドゥワ誠は二軍で調整を続け、ウエスタン・リーでで4試合に先発、結果を残して一軍へ…
4月23日の中日戦(マツダ)で、7回6安打2失点と堂々の先発デビュー。
4月30日の阪神戦(甲子園)は5回で6四球と乱れ3失点。
5月6日の中日戦(ナゴヤドーム)では6回6安打2失点。
先発4度目での完投勝ちは、こうした経験を生かしての集大成だったと言えるだろう。
先発1試合目には平田のソロで、2試合目には4つの四球で、初回に失点した。前回の初回は3者凡退。この日は先頭の神里に内野安打を許し、送りバントで得点圏に走者を背負ったあと、宮崎、筒香を二ゴロに打ち取った。
低目を突いて内野ゴロ。長い手足とその長身から投げ下ろす真っ直ぐは動き、バットの芯を外れやすい。チェンジアップに加えてスライダーも使えるようになった。カーブもあるから緩急をつけた投球もできる。
五回、伊藤光にレフトスタンドに持って行かれたが、その後も投球テンポを変えることなく、無駄なボール球を避けてどんどんゾーンに投げ込んだ。
バッテリーを組む磯村も三回と六回にタイムリーを放って乗ってきたせいか、攻めのリードが冴え渡った。その結果が110球無四球の内野ゴロ14個。九回のアウトも内野ゴロ3つの”らしい”締め方になった。(ひろスポ!・田辺一球)