8月23日 ●1-4 中日、ナゴヤドーム
通算59勝56敗3分け(首位・巨人まで6・5差変らず、DeNAに抜かれて3位後退)
18時開始・2時間51分・3万4551人
相手先発 ロメロ○6回7安打1失点
本塁打 なし
一番センター西川
二番セカンド菊池涼
三番ライト鈴木
四番レフト松山
五番キャッチャー會澤
六番レフト長野
七番サードメヒア
八番ショート小園
九番ピッチャー大瀬良●(21試合10勝7敗)102球8安打4失点(自責4)
中村恭平
遠藤
フランスア○
ちょうど1カ月前の23日のタイトルは「バティスタ22号・23号、安部サヨナラ5号!ブルペン陣も踏ん張って広島2試合連続延長サヨナラ勝ち」だった。本拠地で中日を圧倒…
だが、この日は大瀬良が先発しながら一気に試合は暗転した。1対0の六回、簡単に二死を取ったところで三番・福田にフルカウントからバックスクリーンに同点ソロを運ばれると、ビシエド、高橋、安部に3連続二塁打された。
大瀬良を救援した中村恭も藤井に適時二塁打され計4失点。試合の流れを一気に持って行かれた。
今季、中日戦3戦全勝、1完封を含む3完投、さらにここ4試合4勝1完封、完投の大瀬良が打ち込まれたことでチームは手痛い1敗を喫した。ファウル2つで2ストライクのビシエドへの3球目、際どい真っ直ぐをボールと判定された大瀬良が投じた4球目が左中間二塁打となって中日打線に火が付いた。続く高橋へはアウトローに投げるはずの145キロが真ん中高めへ、さらに阿部に投じたフォークも高目に抜けた。
7月24日のナゴヤドームでは衝撃的なことが発覚した。緒方監督の野間に対する暴行事件だ。それにバティスタのドーピング陽性反応事件が追い打ちをかける。
1カ月でチームを取り巻く環境が激変した。
そんな中、緒方監督と野間の一件で、その名が報道された長野が出場登録即、スタメン出場した。しかし結果は3の0。六回の守りから野間と交代した。
初回と三回、2度の得点機に凡退。それは結果論なので置いといて、打席で、いやベンチでも以前のような明るさが見られない。
これはいったいどういうことなのか?
カープファンも、二軍関係者もすでに早い時期から長野の一軍復帰の可能性を期待し、示唆していた。それが一向にお声がかからないまま、残り30試合を切っての今回の2億円プレーヤーの”現場復帰”はかなり中途半端…
関係者の間からは「コンディションが万全ではないので…」との声も聞こえてくる。しかしこの日の長野は何も話さず帰りのバスへ…
メディアに対してオープンだった長野がそうではなくなった理由は何なのか?
この日、東京ドームでは5月に出場登録を抹消されたDeNAの梶谷が「一番・ライト」で1号2ランを放ち、巨人の優勝マジック点灯を阻止しているのだが…(ひろスポ!・田辺一球)