高知遠征では下降モードの越川、勝負どころで首位を行くチームの追い風…となるか?
1月24日(土)、25日(日)、我がJTサンダーズは、高知県に遠征。高知県立県民体育館にて、連戦。(土)豊田合成トレフェルサ(2位)との直接対決。(日)堺ブレイザーズとの試合でした。
結果です。
1月24日(土)豊田合成トレフェルサ戦
25-23
25-22
25-20
セットカウント3-0で勝ち、ポイント3を上積み。ポイントは30になりました。
チームは5連勝!
合成のイゴールはスタメンで出ていなくて、翌日のジェイテクト戦はなんとベンチ外。
合成はこの2日間、獲得ポイントが0だっただけではなくて、1セットも取れなかったのでした。日曜はジェイテクトに0-3負け。イゴール頼みの弱さを露呈しました。
イゴールはJT在籍中から腰痛持ち。1レグの時にあれだけ酷使されれば、有り得る事態です。合成はJTとのポイント差が9まで開き、パナソニックと勝ち点で並ばれる暫定3位まで落ちました。
パナソニックは助っ人チアーゴを故障で欠いていますが、和製オポの清水が元々オポ(スーパーエース)の位置にいますから、そこが問題ではないようです。新監督で去年のように勝てというのが無理なのでは?
パナは昨日FCに3-0勝ち、今日東レに3-2勝ちで、ポイント5上積みで、この土日0ポイントだった合成に一気に追いつきました。
1月25日(日)堺ブレイザーズ戦
25-16
22-25
25-21
25-27
15-13
セットカウント3-2で勝ちました。
実は、フルセットまでもつれた試合を勝ち取ったのは初。第4セットをデュースの末に落とした時は、嫌~な感じがしましたが、よく粘って、そして勝ちを取りました!
ポイント2を上積み。ポイント合計は、32になりました。
堺ブレイザーズは昨日ジェイテクトに2-3負けを喫し、8敗(4勝)までいってました。
日曜日も、第1セットは、オポのペピチのアタックがほとんど決まらず。たった16点しか取れずにセットを終わります。
そこでなんと、ペピチを下げ、控えオポ・サウスポーの松岡を入れて、必死の抵抗。
…この2日間を、2勝・ポイント5獲得で乗り切ったことを、JTはあとで「よく踏み堪えた」と思い返すのではないか、と思います。
合成戦は、こう言っては不謹慎かもしれませんが、「もっと早く決着して、勝てたハズ」の試合でした。
堺戦も、相手も必死だったでしょうが、あそこまで粘られるハズではなかったと思います。
この2日間は、越川さんが「超」がつくくらい不調。アタックも×。サーブも×。サーブレシーブも×。とにかく決まらない。ミスが多い。サントリー時代から「気分屋」「好不調の波が激しい」と言われていましたが、イタリアに行き、全日本のキャプテンにもなり、影を潜めていたのですが、ね…。体の不調か心の不調かあるいは両方なのかわかりませんが、とにかく、決まらないものは仕方ない。
当然そんな時には「エースに頼る」クセがある深津のトス回しはレオに集中する。マークされる。試合進行が苦しくなる…。
という感じです。
その2日間、合成戦と堺戦の前半を八子くんが、堺戦の後半を小澤くんが、サーブレシーブとアタックで盛り立てました。八子くんのアタックは決してスマートに決まった訳ではないけど、合成のブロックを惑わすには効果的でした。そして八子くん自身もいつも言っているけど、アタックが決まらない時は拾う(レシーブ)ことで貢献しよう、それがよく出ていました。八子くんは、サーブが良かった!合成の堅いレシーブ陣形を崩すことが出来ていました。
この2日間、MBの町野・筧本の両人が、クイック・ブロックすごかった。
ブロックは、合成戦では2人で4本ずつ!堺戦では町野さんは5本!堺戦は消耗戦で、疲れの出てきた八子くんの決定率が下がり、レオさんも決まらない。スパッと小澤くんに替えて正解だった。それでも「押されている」感がずっとあって(堺にも負けられない意地がありますし)、何で差が付いたか、って「ブロック」です。全セット合わせて、堺のブロックポイントは6、JTは18です。
センター攻撃は「切り返し」いわゆる「サイドアウトを奪う(相手からサーブ権を取り返す)」時に効果的に使われることが多いけど、Aパスでないとほぼ使えないのが難点。でも、この2日間とも、効果的な場面でキチンと使えていた。
深津のトス回しに関しては、タイムアウト中に監督ではなくL酒井が深津にアドバイスをするシーンもありました。
2レグも残り1試合。
2月からは第3レグになります。
そろそろどのチームも今の「順位」よりも「ポイント数」を気にし始めている様子があり、ポイント制を意識した戦い方が出来ていたところとそうでないところに差が出始めているようです。
1位 JT
ポイント32
10勝3敗
2位 サントリー
ポイント28
10勝3敗
3位 合成
ポイント23
9勝4敗
4位 パナソニック
ポイント23
8勝5敗
5位 堺
ポイント16
4勝9敗
6位 ジェイテクト
ポイント13
5勝8敗
7位 東レ
ポイント13
4勝9敗
8位 FC東京
ポイント8
2勝11敗
昨年までのルールなら「4強」はほぼ決まってますが、今年からは3レグ終了時に6位までに入れば下剋上のチャンスがあり、7.8位だと「足切り」に合います。
東レがチャレンジマッチに行ったことは、過去にはないと思いますが、もしそうなったら、「例の事件」の影響を考えざるを得ませんね…。
JTは来週その東レ戦が2レグ最終戦となり、来週の(日)は勢いの出てきたジェイテクトと当たります。
正に「正念場」!
越川さんの調子が少しずつ上向きになっていた(昨シーズンは、遠征試合の2日目は越川さんのテンションが下がり、負けていた)ことに期待して、
このまま首位で3レグ終了まで走ってもらいたい!
悲願の初優勝!
手が届きそう!
(ちゃこ)