8月第4週の日曜日、広島パルコ前に人だかりができました。
街行く人たちが足を止め、視線を送るその先には広島ドラゴンフライズの4選手。
笑顔のステージ、左から坂田央(さかた・あたる)、平尾充庸(ひらお・あつのぶ)、北川弘(きたがわ・ひろむ)、鵤誠司(いかるが・せいじ)の4選手
子どもたちの瞳は輝き、貴重な体験に歓声があがりました。
マイクを手に集まった人々に呼びかける平尾選手。実はこの日のストリートバスケに臨んだ選手たちは、特別な思いを胸に市民やファンとの交流を楽しみました。
チームの存在をさらに身近なものにしてもらうと同時に、来年秋からスタートする国内男子バスケットボールの新リーグJPBLの1部へ参入を目指して、市民・県民、ファンのみなさんの声援を追い風にできれば、これ以上の”アシスト”はありません。
会場ではファン有志のみなさんが集まって「広島ドラゴンフライズJPBL1部参入を応援する運動」の署名を呼び掛けていました。
集められた署名は広島ドラゴンフライズを通してJPBL担当部署へと届けられました。
広島ドラゴンフライズが新リーグで1部に所属するか2部からのスタートになるかの「新リーグ階層分け発表会見」は8月29日に東京都内で行われます。
署名活動の先頭に立った樋口健さん
スポーツでもっと幸せな広島へ…
サンフレッチェ広島が「オリジナル10」としてJリーグに参入してから23年、カープが廃墟の街に新球団として産声を上げてから65年…
そして2020年、東京五輪まであと5年、
子どもたちの間ではサッカー、野球に負けない人気スポーツ、そのバスケットボールを肌身離さず「世界を目指す」逸材が、やがてこの街から巣立っていくことになるのでしょう。