反発の声に配慮して広島市では原爆ドームに接する生垣のイルミネーションの点灯時間を変更した。(画像はイルミネーションがオフの状態)実際は下記画像のようになっている
「原爆ドーム周辺でイルミネーション、どう思う?」のYahoo!ニュース意識調査が行われている。
同調査
polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/26822/result
実施期間は12月4日から12月14日。11日午前7時台のある時間での集計では
問題ない、17040票、40・4パーセント
控えるべき、 22783票、54・0パーセント
わからない、どちらともいえないは2387票、5・6パーセント
ネットにはこの事案でさまざまな声が飛び交っている。その中に「ポケモンGOは禁止でイルミネーションはいいのか?」という趣旨の声が数多く存在する。
ポケモンと今回の電飾をどう考えるか?という論議をする前に、県外の人の目にはこの緩衝地帯でのイルミネーションの一件はこんな風にも映っている。
・原爆ドームをどうしたいのか自分たちでもよくわかってなさそう
・ドームは誰のもの?
こう指摘されると我々、広島人として、はっきりとした回答を述べることができるのか?
また…
・ピカピカ光るイルミネーションはピカドンを連想させる 広島民は実に愚かだ
という声もある。微妙ないい回しではある。しかし、こう指摘されても我々、新サッカースタジアム取材班は反論の材料を持ち合わせていない。
広島市の担当者がこうした点にも配慮して被爆者の声も聞いているならそこはセーフかもしれないが、実際はおそらくそうではないはずだ。市の担当者よりよほど県外の人たちの方が視野が広い、ということになる。
行政主体の弊害を先ごろ、NHK中国地方エリア限定の報道番組「フェイス」が紹介していたがまさにそうだ。(この件はまたの機会に)
さらには、
・平和公園の電話番号何番?
という声もある。ネット上でのこの流れが今後、加速するかどうかは別にして、すでに半数以上の人がNO!を表明していることは事実である。
最後に、
・広島市長がピー!なのはサンフレチェの件で十分わかってただろうに
という声もあった。(ピー!はひろスポ!がかぶせた効果音で伏字の意味)
これも的を得ている。
原爆ドーム周辺で「平和の光・イルミネーション」企画にゴーサインを出したのは松井市長だ。
ポケモンNO!で飾りモンGO!…
そこにはどんな判断があったか、トップとしてそこを説明しておかないと、納得しない人たちに今後も広島市は”突っ込まれる”ことになる。
なお、ひろスポ!では12月8日に次の記事をアップした。
原爆ドーム緩衝地帯の電飾にセンスなし、それをやるならサッカースタジアムでインバウドの幹の部分を構築した方がよほどクール!
hirospo.com/pickup/34584.html
…記事の最後はこうなっている。
もし、この記事を読み、LEDからゲミュートリヒな雰囲気にバファーゾーン(緩衝地帯)のランドスケープを変更するなら、まだ救いがある。
あのままで2月5日まで本当に電飾を続けるとなると、やがてSNSの力によって「氷の下の魚たち」の一件(この件を全面否定しているわけではなく、結果的に中止に追い込まれてしまったケース)と同じ運命をたどる可能性すらある。
広島新サッカースタジアム取材班