広島の二刀流、広島ドラゴンフライズの岡崎修司選手(トップ画像説明)
広島ドラゴンフライズのB1昇格争いが、いよいよ佳境を迎えつつある。
昨年9月に始まったB.LEAGUE元年、B2での戦いはリーグ戦50試合を終え残り10試合。B23地区の中で最も勝率の高いハイレベルの戦いを繰り広げる西地区のトップ3は…
1位島根スサノオマジック、42勝8敗、勝率8割4分
2位広島ドラゴンフライズ、39勝11敗、勝率7割8分
3位 熊本ヴォルターズ、38勝12敗、勝率7割6分
広島ドラゴンフライズは首位まで3ゲーム差があり、なかなか負けない島根スサノオマジックを追撃するには10試合では厳しいか…。
しかし、3位の熊本ヴォルターズとは1ゲーム差。もしも西地区2位の座を奪われるようなことがあれば、3地区各2位チームの中で最高勝率のクラブに与えられるプレーオフ出場権、ワイルドカードを失うことになる。B1昇格へはプレーオフ進出が絶対条件だ。
広島ドラゴンフライズは次節、4月8日、9日に広島サンプラザホールで鹿児島レブナイズと対戦。その後は愛媛オレンジバイキングス 、香川ファイブアローズの四国勢と当たり、4月29日、30日には敵地で熊本ヴォルターズと激突する。
広島ドラゴンフライズは4月1日、2日に島根スサノオマジックと直接対決して1勝1敗で星を分けた。第1戦は50-72の完敗を喫したが第2戦を76-69で取り、対島根戦の連敗も3で止めた。
第2戦では広島ドラゴンフライズ生え抜きの北川弘選手、田中成也選手らの活躍が光った。若い力とともに、ここまで幾多の試練を乗り越えてきた佐古賢一ヘッドコーチにとって、これほど嬉しいことはないだろう。
一方、4月3日にはB.LEAGUE 広報部から各メディアに対して「バスケ選手でありながら難関の国家資格を取得!」というニュースレターが配信された。
そこには次のように記してあった。
バスケ選手でありながら難関の国家資格を取得!
B2 広島 #8 岡崎修司 選手 【薬剤師】
1990年8月12日 広島県生まれ 身長183cm ポジション:SG
岡崎選手は広島のバスケ強豪校広島皆実高校を卒業後、広島大学薬学部に進学。在学中の2014年に広島ドラゴンフライズと契約し、大学生でありながらドラゴフライズの選手としても活動。2017年に6年制の同大学薬学部を卒業と同時につい先日3月28日に、薬剤師国家資格に合格したそうです。
岡崎選手twitterより
twitter.com/oks0812/status/846613695190859778
このニュースはヤフーニュースでも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。野球のカープ、サッカーのサンフレッチェ広島に続く、子どもたちの憧れの存在となるために、広島ドラゴンフライズのB.LEAGUE 元年、そのエンディングで広島の街に吉報は届くか…。
北川選手、田中選手らとともにチーム生え抜きメンバーのひとりとして、リーグ戦残り10戦に臨む岡崎選手の話
島根はこちらの良さを消すような動きをします。難しいシュートばかり打たされたりして、焦りも出て、1戦目は我々の持ち味であるはずの守りでもやられてしまいました。でも、2戦目は最初からうまく流れをつかむことができました。ひとり、ひとりの良さを消されてもチームとしてうまく機能するように、そういうプレーをすることが、もう負けられない残り10戦でも、もう一度プレーオフで島根と対戦する場合でも大事になると思います。
えっ?国家資格の話ですか?ずっと薬剤師の免許とプロバスケの両立を目指してやってきましたから、ひとつ目標達成、ということで少しほっとしています。プロとして注目される機会も多いですし、文武両道を目指してやり続けることで、広島っ子たちの良い刺激になればいいですね。また、子どもたちの夢の存在であるためにも、佐古賢一ヘッドコーチのもと、チーム一丸となってB1昇格を果たしたいと思います!
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