2次キャンプ初日、11対11の前にボードを使って選手に説明する城福監督(トップ画像)
サンフレッチェ広島は2月9日午後、福岡から空路、宮崎県宮崎市に入り午後5時からおよそ1時間、シーガイアスクエア1での2次キャンプをスタートさせた。
1月27日から2月6日までのタイ・バンコク1次キャンプで選手間の競争を煽り「ベーシックな部分」(城福浩監督)を高いレベルに持ち上げる作業に取り組んできたチームは、この先一週間の2次キャンプで3度のトレーニングマッチを消化。さらに2月17日午後から山口県内移動して翌18日には山口市の維新みらいふスタジアムでプレシーズンマッチ、 レノファ山口戦に臨む。
移動日練習となったこの日は11対11の実戦形式で3バックと4バック、ワントップと2トップが試されるなど、次々に選手の入れ替えを行いながら様々な形が試された。
2次キャンプ2日目の10日にはさっそく正午からベガルタ仙台と45分×4本のトレーニングマッチが予定されている。
パトリック(中央)、ティーラシン(右)の組み合わせのあとは…
渡大生(中央)、ティーラシン(その右)も試された、右端手前は城福監督
全体練習終了後、11対11で右サイドに張り続けた馬渡和彰に話をする城福監督
城福監督の練習後の話
(ベガルタ仙台戦では)まず90分やれるコンディション、そして戦術の理解度をより深めること。(実戦では)相手のシステムがどうか、それに対して(我々が)どうか?Jリーグ開幕まで2週間しかない。(1次キャンプで)常にベーシックなところで高いレベルを求めてきた。
(この先は)どの組み合わせ、どの立ち位置が今の時点で最大値になるかを今探っている。ティーラシンも合流したばかり。ベーシックなとろを磨けばシステムには左右されない。そこは特に意識してメンバーを決めていく。フェアな競争の中で最大値を探っていく。開幕がすべてではない。
開幕は開幕でベストを尽くす。でも1戦目より10戦目、20戦目と強くなっていくチームを目指す。終盤で最大値を見つけて右肩上がりになるよう、そういうベース作りをしたい。
会見に応じる城福監督