画像は田中広輔に抱き着く鈴木誠也
鈴木誠也がいよいよ注目の契約更改交渉のテーブルにつく。首位打者と最高出塁率。打撃2部門のタイトルと、主砲としての働きを球団がどう評価するか?
また、先のプレミア12で侍ジャパンの四番として圧倒的な存在感を残したそのスケールに見合う金額はいくらか?
今オフ、広島の契約更改でチーム最大のアップ額を勝ち取ったのは西川龍馬。3700万アップの年俸6800万円になった。(金額は推定、以下同)次に上げ幅が大きかったのが大瀬良大地。+3000万円で年俸は1億7500万円。
一方で主力野手組の長野久義や、田中広輔はガッツリ削られた。今季の鈴木の年俸は1億6000万円だった。長野の新年俸は1億7000万円、田中広輔も1億5000万円に下がった。
まだ結論は出ていないが、ポスティングを使いメジャー移籍を目指す菊池涼介の2億4000万円という巨額の年俸分が今は宙に浮いている。
広島は2015年、16年、17年、田中、菊池、丸佳浩の一、二、三番でリーグ3連覇を成し遂げた。
2016年、丸は全試合に出場してリーグ優勝に貢献。マツダスタジアムは連日超満員。丸の年俸は8500万から1億4000万円に跳ね上がった。+5500万円だった。
2017年の丸は交流戦首位打者、最多安打タイトル、セ・リーグMVP…ところが年俸は+7000万円の2億1000万円だった。
2017年10月、週刊新潮が強烈な記事を掲載した。
日本プロ野球選手会が約800名の現役プロ野球選手に実施した12球団の待遇調査。「査定方法は理解できているか?の問いに対して広島ナインの回答は11位だった。
そのあと、ほどなく広島球団は選手を集めて説明会を開催。中国新聞でその様子が紹介された。
そんな騒ぎがあってから1年後、2018年オフの丸は結果的には巨人にFA移籍した。
鈴木についても、巷では「巨人移籍」を危ぶむ声が上がっている。だが、それは99パーセントない。
ただし、メジャー挑戦となれば話は別。ポスティングシステムでのメジャー移籍で発生する所属球団への譲渡金は、2018年オフ、契約金と年俸の総額に応じて決まる制度に変更された。(ひろスポ!・田辺一球)
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1年前に週刊新潮が報じた「査定方法は理解できているか?」の項目でDeNA、広島、ロッテがワースト、同じくニッカンは丸の契約更改で「笑顔のない会見」(2019年10月17日掲載)
hirospo.com/pickup/51722.html