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2020年06月29日
編集部

特報!マツダスタジアム年間指定席59試合以下?でも払い戻しなし、「コロナ感染怖い」中でチケット買ったカープファンの観戦はいつ?

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マツダスタジアム コロナ
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画像は5月21日など計6日間実施されたマツダスタジアムでの練習見学イベントの様子

 

広島東洋カープは6月29日、年間指定席購入者に向けて今後のマツダスタジアムでの観戦に関する”状況報告”をメール配信した。

新型コロナウイルス観戦拡大の影響を受け、プロ野球は開幕したもののまだ全国で無観客試合が続く。

広島球団から年間指定席購入者へのメール配信はプロ野球開幕延期が決まって以降3度目。

いずれもその内容は球団のHPでは確認できない。また、広島の新聞・テレビメディアでもマツダスタジアムでの試合観戦が今季どうなるのか?は、ほとんど報じられていない。。

球団創立70周年にあたり、本来ならファン・市民・県民と一緒になって戦後復興とともに育ってきた市民球団の「今」を祝うはずだった。

だが新型コロナウイルス感染拡大の影響が様々な形でメモリアルイヤーに影を落とす。

そもそも12球団で広島球団しか実施していないシーズン主催ゲーム全72戦の一括販売を例年通りということで強行した時点で見通しが甘かったことになる。

国内での陽性反応者が100人を超えた2月23日、マツダスタジアムで4万6000枚もの抽選券が配られ、3月1日、マツダスタジアム窓口での一括販売が始まった。その時の「密を避けた」様子が中国新聞配信のヤフーニュースに掲載され「椎名林檎とカープは狂っている」など、数千のコメントが寄せられた。そのうち9割以上はチケット販売に否定的だった。

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抽選券を手にして幸運にもチケットを購入できたファンは当然ながら全国に散らばっている。ところがその苦労も水の泡。すでにマツダスタジアムで開催されるはずだった7月18日までの実に50試合が払い戻しになった。

だが、残る22試合分のチケットについて、広島球団からは何の発表もない。そのため、手元のチケットを眺めては「これ使えんようになるんじゃろうか?」とため息をつくファンが大勢いる状況が生まれている。「これじゃ先々の予定が立てられない」というファンの嘆きも聞こえてくる。70周年のお祝い気分どころの騒ぎではないだろう。

「6・19開幕」が決まったのは5月25日。この時点で、当面の無観客と、レギュラーシーズンは当初の143試合から120試合に減ることも発表された。

また開幕から3週間後の7月10日以降は5000人を目安に入場者を受け入れる方針も示された。その後は感染の状況を見極めつつ、8月1日をめどに上限人数を撤廃することを目指すとなった。

6月29日に広島球団が年間指定席購入者に送ったメールの要旨は次のようになっている。

・マツダスタジアムでは7月3日から公式戦開催。すでに通知したとおり、7月9日までの主催ゲーム6試合は無観客。

・行政との協議の結果、7月14日から30日までの主催ゲーム9試合については、1試合最大5000人で行う予定。年間指定席購入者も9試合すべての観戦はできない状況で、今回、案内できるのは4試合のみ。

・8月7日からはコロナの状況が悪くならなければ、「マツダスタジアムでの全試合をご観いただけます」

・ただし7月14日から8月12日までは従来の席ではなく、前回通知の「仮の座席」での観戦とする。

・8月18日以降の観戦席は未定。

広島球団のメールの文面は、NPBの方針に沿ったものであり、それは適切な対応と言えるだろう。

ただし、マツダスタジアムでの観戦は49試合に止まる。本来は72試合。3割以上も価値の下がった商品をそのまま定価で販売することになる。しかも、一番廉価の外野パフォーマンスでさえ、突然発表された球団側の値上げによっておよそ2万円も多くファンは支払っている。

すでに前回もJリーグや他球団の年間指定席の取り扱いについては紹介したが、マツダスタジアムの年間指定席購入者は現状では選択の余地が与えらえていない。

オリックス球団は6月3日にはが年間シートの「全額払い戻し」を発表。ヤクルト球団はは6月10日に「A案・今シーズンのご契約金額を翌シーズンの契約に振り替え」もしくは「B案・ご契約金額の全額払い戻し」を提示している。もちろん各球団によって事情は異なるがヤクルト方式が一番「ファンファースト」ではないか?

広島が先週末、3連戦に臨んだナゴヤドームでもやはり次のような告知が6月16日、中日球団からなされている。

 

2020 シーズンシートオーナー様へ今シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響で開幕が大幅に遅れ、ご心配をおかけしましたことを大変心苦しく思っております。

日本野球機構とセ・パ12球団は専門委員のアドバイスを受けて開幕日を決定しました。
しかしながら感染拡大を予防するべく、当初は無観客での開催から始め、制限入場の段階を経て通常開催の予定です。

制限入場期間の終了後にシーズンシートでご観戦いただけるようになりますが、無観客期間、制限入場期間の試合と、すでに中止が決まった「日本生命セ・パ交流戦」の試合などがご契約いただいたシーズンシートでご観戦いただけなくなりました。

このため、代金のうちご観戦いただけない分を払い戻しとさせていただきます。
他にご選択いただけるプランもご用意しております。

詳しくはシーズンシートオーナーズサイトをご覧ください。

………

各球団は様々な形で年間シート購入者には便宜を図るよう引き続きサービス内容を検討している。例えば「払い戻し」と新たなチケットの「優先販売」ををセットにした方式が阪神球団ほかで採用されている。これならファンも納得できる。

ただし、そうなると年間指定席購入者が優先されるため、いつ頃からそれ以外のファンにもチケット購入の機会が訪れるのか?という新たな問題が生じてくる。

マツダスタジアムの場合、概算で年間指定席は8300席。内野は旧広島市民球場時代からの個人契約などもあるものの、地元企業がその大半を購入してビジネスにも使っている。

これらの席が優先されたなら、それ以外のカープファン、特に70年間カープひとすじでやってきたようなオールドファンはいったいいつになれば安心してスタンド観戦できるようになるのか?「そりゃ、コロナは怖いです、でもチケットが欲しい」と2月、3月にマツダスタジアムに足を運んだファンは今季どれほど観戦できるのか?

同じ広島を拠点とするサンフレッチェ広島では6月15日、「シーズンパス払い戻し」を発表して、その後は来るべき7月4日のエディオンスタジアム広島でのリモートマッチに備え準備を進めている。

広スタ特命取材班

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