2021年秋に開幕する日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」(うぃーりーぐ・Women Empowerment League)について、一般社団法人 日本女子プロサッカーリーグでは8月1日、全国から参加の意向を表明したチーム数などについて発表する。
参加の意思を表明したチームは「予想以上に多い数になった」(協会関係者)という。
当初、リーグスタート時点では「当面6から10チーム」と発表されていたが「10からのスタートが濃厚」(同関係者)。
現在のなでしこリーグは1部と2部が10チームずつ、チャレンジリーグ(3部)が12チーム。
選考にあたっては、チーム力は当然として、地域性やそのホームタウンのでの運営基盤の強さや広がり、ホームスタジアムの確保やその運営力など、これまでJリーグが大切にしてきた諸課題や項目について持続可能性も含めて重要視する。
なお、なでしこリーグはアマチュアとして存続し、WEリーグからなでしこリーグへの降格は、複数年は実施しないことも決まっている。
以上、参加の意思のあるクラブはきょう7月31日までに女子新リーグ設立準備室に、その旨伝えてあいさつなどを済ませた。
広島からは2019年に誕生したディアヴォロッソ広島とJ1のサンフレッチェ広島が申請を終えた。
現在、チャレンジリーグで活動するアンジュヴィオレ広島は申請しなかった。
一方、サンフレッチェ広島はこれまで、なでしこリーグとの接点はそのクラブの活動内容の中にはほとんど含まれていなかった。
そのため8月からは広島での女子サッカー競技の普及、レベル向上などを目指し、諸課題に取り組むための準備室を開設する。
ベガルタ仙台、浦和レッズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、アルビレックス新潟、セレッソ大阪、AC長野パルセイロはすでになでしこリーグでの活動も続けている。
当然、WEリーグ”オリジナル10”入りに向けては”Jリーグ勢”の動きがカギになってくるが「プロ化」に伴う負担増などを考えれば、綿密な準備が必要になる。
なお、参加する団体名はこの秋に発表される予定。