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2020年08月01日
編集部

マツダスタジアム年間指定席購入者のみ入場可のあの日から巨人に5連敗でゲーム差最大9、岡本に計4発11ラン許し、丸の知的攻撃にもやられ放題…

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丸
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やはり、丸(画像)を敵に回すべきではなかった…

 

8月1日 3-11 巨人 東京ドーム
通算12勝19敗4分け(首位巨人に最大9差、しかも借金の多さでも中日に抜かれて完全最下位)
18時00分開始・3時間47分、4,973人
相手先発 田口〇7回7安打2失点
本塁打 ピレラ6号①、鈴木誠10号①

一番センター西川
二番セカンド菊池涼
三番レフト長野
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番サード堂林
七番キャッチャー磯村
八番ショート三好
九番ピッチャー床田●(6試合1勝4敗)3回61球7安打4失点(自責2)
島内
ケムナ
菊池保

今日付け(8月1日)のスポーツ紙の見出しに、「森下苦投100球」など厳しい見出しが躍っていたが、きのうの森下は5回2失点でクオリティスタート成功まであと一息だった。

一方、この日の床田は初回11球で3者凡退の立ち上がりながら二回に1点取られて同点にされると三回には先頭の亀井に一塁線を破られ、セットになった途端に坂本には四球。続く丸の”送りバント”は、松山が投げても間に合わないファーストに投げて悪送球となり勝ち越された。

そのあとは岡本の二ゴロで一死ニ、三塁となったあと、ウィーラーには犠飛を、中島には適時打を打たれてこの回計3失点。

広島ベンチは開幕第2戦を任した左腕に二軍行きを伝え、四回からは継投策に切り替えた。

だが結果的にはこの序盤の4失点が効いて、広島は巨人にこれで5連敗。もう口が裂けても?リーグ優勝などとは言えなくなった。まだ、120試合シーズンは4分の3近くあるのに、だ。

7月12日、広島は8勝9敗1分けで4位にいた。巨人は10勝7敗1分けで2位。その差は「2」。

ところが14日からのマツダスタジアムで巨人に3連敗…

その時の先発の3人は…

九里が5回4失点
K・ジョンソンが5回5失点
薮田が3回3失点

ついでに言うとK・ジョンソンのあとに投げた島内が2回6失点。

そして第1戦では三回に岡本に3ランを打たれ
第2戦では六回に島内が2ランを
第3戦では七回にフランスアが2ランを打たれた。

そして今回もまた六回、二人目のケムナが岡本に満塁ホームランを打たれた。

もう一度、広島の対巨人5連敗のスコアを並べてみる。

2-7
1-12
4-9
1-2
3-11

ぜんぜん点が取れていない、と同時に取られ過ぎ。

昨年8月の終わりに、広島戦の5年連続負け越しが決まった試合で囲み取材に応じた原監督は「いい気持ちはしない。力そのものが今日までの段階では、カープが上回っていたことでしょう」と言いつつ腸が煮えくり返っていたに違いない。ゴルフ問題がいろいろ書かれている原監督だが、その記事によれば負けず嫌いにかけてもセ界一。その積年の恨みを一気にぶつけてくるのだから佐々岡監督以下、新首脳陣は心してかかるべきだった。

さらにスコアを見返してみると、原監督に請われて移籍した丸が実に”広島叩き”でいい仕事をしていることが分かる。

九里炎上の先制点は丸の適時打でそれが岡本の3ランに繋がった。丸が5連勝の起点になった。

K・ジョンソンの時はスタメンを外れたが、薮田の時は制球難を熟知しているから初回に四球を選び大城の先制2ランをお膳立て。その後、接戦になると七回と九回には送りバント。これがいずれも得点に繋がっている。

そしてきのうの森下からは決勝打。

きょうの三回のバント安打も松山の守備力を突いている。

どうして丸を出したのか!と今さらながら心の中で叫んでみてもどうにもならないし、こんなことになることもだいたい想像はついた。

あす予告先発の遠藤はすでに6月25日の東京ドームで先発して岡本は3の0に抑えているが丸にシーズン初タイムリーを献上、さらに坂本に2ランを打たれている。

今回もまた3連敗ならゲーム差10。

なお、対巨人戦の連敗が始まった日はマツダスタジアムが初の入場者有りの試合をした日である。年間指定席購入者にしか代替チケットを配布しない12球団でただ1球団の極めて特殊なその手法が、野球の神様の怒りを買うであろうこともまた容易に想像がつく。(ひろスポ!・田辺一球)

 

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