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2021年01月02日
編集部

コロナ禍でも連敗ストップ誓ったはずの広島ドラゴンフライズ、秋田ノーザンハピネッツとのクロスゲームを70−72で落とす

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朝山正悟
  • 3

    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

残り5:22のタイムアウトで広島ドラゴンフライズ、わずか1点のリード、その時の朝山正悟の表情を紹介する大型ビジョン

B1第16節GAME1 (1月2日)

広島ドラゴンフライズ 70−72 秋田ノーザンハピネッツ
1Q:19-14
2Q:18-18
3Q:17-22
4Q:16-18
会場:エフピコアリーナふくやま
観衆:852人
おりづる賞:荒尾岳

広島ドラゴンフライズ4勝22敗
秋田ノーザンハピネッツ17勝9敗

荒尾岳
スターターに名を連ねた荒尾岳(右)

ジャマリ・トレーラー
ベンチのジャマリ・トレーラー(中央奥)

【スターター】
広島:トーマス・ケネディ、朝山正悟、グレゴリー・エチェニケ、荒尾岳、古野拓巳 颯

秋田:大浦颯太、アレックス・デイビス、保岡龍斗、カディーム・コルビー、古川孝敏

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
グレゴリー・エチェニケ      26点
トーマス・ケネディ        17点
朝山正悟              7 点
◆リバウンド
グレゴリー・エチェニケ     10リバウンド
トーマス・ケネディ         7リバウンド
朝山正悟            5リバウンド
田中成也            5リバウンド
◆アシスト
朝山正悟           3アシスト
グレゴリー・エチェニケ    3アシスト
田渡凌            3アシス
古野拓巳           3アシスト

◆出場タイム
トーマス・ケネディ34:17
朝山正悟29:15
岡本飛竜10:50
アイザイア・マーフィー10:45
グレゴリー・エチェニケ37:00
田渡凌18:00
マーク・セントフォート4:00
田中成也24:30
荒尾岳19:17
古野拓巳11:10
谷口大智0:56

 

秋田ノーザンハピネッツ
◆得点
古川孝敏          15点
アレックス・デイビス    14点
カディーム・コールビー   9点
中山拓哉          7点
◆リバウンド
アレックス・デイビス    8リバウンド
カディーム・コールビー   7リバウンド
伊藤駿           5リバウンド
古川孝敏          5リバウンド
◆アシスト
伊藤駿           6アシスト
中山拓哉          3アシスト
カディーム・コールビー   3アシスト
◆リバウンド
アレックス・デイビス    8リバウンド
カディーム・コールビー   7リバウンド
伊藤駿           5リバウンド
古川孝敏          5リバウンド
◆アシスト
伊藤駿           6アシスト
中山拓哉          3アシスト
カディーム・コールビー   3アシスト

 

 

クラブ内でコロナクラスターが発生した広島ドラゴンフライズは1月2日、保健所の指導の下で万全の対処を済ませ、福山市のエフピコアリーナふくやまで、当初から予定されていた秋田ノーザンハピネッツ戦開催にこぎ着けた。

 

入場者は852人。11月には同アリーナで初開催となるB1公式戦、宇都宮ブレックス戦があり、同じ土曜日には1745人が駆け付けた。やはりコロナ禍の影響は大きい。

 

さらに試合の方も、年が明けても流れは変わらず、ついに13連敗となった。

 

前節GAME2、2020年12月27日の富山グラウジーズ戦では第1クォーターで12−27と躓き、70−85で敗れた。

 

長い連敗街道に入った理由はいろいろあるが、中でも第1クォーターで出鼻をくじかれるパターンが多すぎる。

 

そこを反省して気分も一新!この日は第1クォーター19‐14。膝を痛めて欠場となったジャマリ・トレーラーに代わって荒尾岳が奮闘する中、入りの5分では15−2という理想的な形になった。

 

第2クォーターは18‐18で前半37−32。

 

しかしこの5点のリードは両者の力関係を考えれば安全圏には程遠い状況。秋田ノーザンハピネッツは12月を8勝2敗で乗り切りトータルでも16勝9敗。4勝のまま味踏みが続く広島ドラゴンフライズとは勢いがまるで違う。

 

実はコートに立つ朝山正悟主将の表情に“そのこと”がありありと浮かび上がっているように見せた。そして第3クォーター開始2分で39‐39となりそこからはクロスゲームになった。

 

54‐54で第4クォーターへ。残り5:22で朝山正悟が決めて62‐61と広島ドラゴンフライズリードの時、秋田ノーザンハピネッツはタイムアウト。

 

さらにオフィシャルタイムアウトを挟み、このあと広島ドラゴンフライズは惜しいシュートをたて続けに2本外した。残り2:30。ディフェンス力に秀でる秋田ノーザンハピネッツが際どい時間帯になって強固な守りをますます固める。とうとうグレゴリー・エチェニケ自らがドリブルで持ち上が朝山正悟にパスを送ったがこのシュートも決まらない。

 

トーマス・ケネディのスリーポイントで69‐69としてついにはラスト1分勝負に。69‐71となって広島ドラゴンフライズはタイムアウト。

直後には大事なところでトーマス・ケネディから田中成也へのパスが繋がらずシュートが打てない。

残り12秒、広島ドラゴンフライズはタイムアウトでラストチャンスに懸ける。トーマス・ケネディフリースロー2本、しかし1本目を外して70‐71。

 

残り5秒…

 

堀田剛司ヘッドコーチは「インサイド」からの2点を目指す指示を出していたが当然、相手もグレゴリー・エチェニケを厳しくマークしてくる。

 

シュートを放ったのはトーマス・ケネディ。通常なら楽々入る“射程”のはずがやはり言い知れぬ重圧に跳ね返さされたのだろうか?

 

「TKもいいシューターだからみんな信じていた。みんな入ることを願っていたよ…」(グレゴリー・エチェニケ)

試合後、リモートに切り替えられた会見で秋田ノーザンハピネッツの前田顕蔵ヘッドコーチは「よく勝ったな…。入りが重くなりシュートも入らず、フィニッシュも決まらずディフェンスに簡単なミスがある中、我慢して我慢して最後に勝ち切れた反省の多いゲーム」と振り返った。

 

勝てる試合?勝てそうだった試合?それとも最初から第3クォーターで追いつかれる筋書だったのか?

 

大敗から接戦へ。それでも勝てなかったことで得たものと失ったものがあるはずだ。堀田剛司ヘッドコーチは「接戦を落とすというところで、選手たちのメンタルも回復させて明日臨ませてあげないといけない」と話した。

 

最後の勝負どころで逆転、また逆転。そういう中にあってコートに立つ広島ドラゴンフライズの選手から以前のような溢れんばかりの“熱量”が感じられなくなった、と思ってしまうのは気のせいか?明日のGAME2はどうなる?

 

ところでスタッツからはまた別の面が浮かび上がってくる。

 

広島ドラゴンフライズは前回、アウェーの富山グラウジーズ戦でミスの連鎖から敗れた。一方で2点シュート、3点シュートはほぼ互角だった。フリースローの差が15点差負けに繋がった。フリースローを打たせ過ぎ…

富山グラウジーズ戦GAME2(スコア70−85)
2点シュート成功数/試投数 広島20/38  富山21/38
3点シュート成功数/試投数 広島6/21  富山6/16
フリースロー成功数/試投数 広島12/17  富山25/35
ファウル数         広島23   富山12
ターンオーバー       広島15 富山⒒

この日はフリースローでは広島ドラゴンフライズが優位に立った。反対にフィールドゴールを決めきれなかった。相手の倍のターンオーバーも悔やまれる。競っている“ように見えて”も実は自滅気味だったことになる。

秋田ノーザンハピネッツ戦GAME1(スコア70−72)
2点シュート成功数/試投数 広島20/36  秋田24/52
3点シュート成功数/試投数 広島4/15  秋田6/24
フリースロー成功数/試投数 広島18/23  秋田6/14
ファウル数         広島20   秋田20
ターンオーバー       広島21 秋田10

朝山正悟主将の話

新年一発目の試合で、またホームということで連敗している状況の中、絶対に勝たなければいけない試合だったなと思います。途中いろいろあるんですけど、最後のところを含めて悔まれます。今までここ数試合でひとつずつ何かやろうというところで、遂行できたところはよかったのかなと思いますけど、点数が少ないからディフェンスが良かったとか、そういうことではなくてようやく積み上げてきたものが形になっているのかなと…。あとは最終的に、とにかく勝ちに飢えているのでそのへんがしっかりと繋がるように」

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