トップ画像は、カープロード名物、今シーズン用に差し替えられたカープナインの雄姿、森下投手
マツダスタジアムでは3月6日のヤクルト戦(午後1時開始)を皮切りに3月26日の地元開幕戦(中日戦)までにオープン戦6試合が開催される。
コロナ禍にあって全国のスタジアムはそれぞれ、入場制限を設けてオープン戦に臨む。マツダスタジアムは上限1万6000人。
新型コロナウイルス感染拡大の影響をモロに受けた昨年は3月にあったマツダスタジアムでのオープン戦はすべて無観客。さらに6月に始まった練習試合も無観客。6月19日の公式戦開幕以降も無観客で7月14日、開幕19戦目からやっと上限5000人での開催が可能に。上限が1万6500人に引き上げられたのは81試合目、9月25日だった。
けっきょくマツダスタジアムでの集客数は12球団最多の53万7857人を記録したが、それでも2018、19年には220万人越えだったからその4分の1にも届かない。
さらに広島駅ビル建て替え工事のため、2020年3月31日には「ASSE(アッセ)」が閉館してますます人の流れに変化が生じた。
こうなってくると当然、広島駅とマツダスタジアムを繋ぐ通称カープロードとそこに繋がる通りに次々と出来た店舗や宿泊施設も厳しさを増してくる。広島では緊急事態宣言に代わる「新型コロナウイルス集中対策期間」が2月21日をもって解除となったが、時短協力金を手にしても根本的な解決には至らないケースが多そうだ。
広島駅ビル解体急ピッチ(3月4日撮影)
「タピチ」閉店のあと(3月5日撮影)
2020年2月6日、カープロード途中のひと際、人通りの多い愛宕踏切前にオープンしたタピオカチーズティー専門店「タピチ」は2月末に店舗が解体され、すでにその姿はない。
またマツダスタジアム誕生より遥かに以前から地元で親しまれ、カープファンでも賑わっていた「赤いローソン」そばのお好み焼き「たんぽぽ」も2020年11月いっぱいで閉店した。
地元局やネットでもニュースとして取り上げられた「スポーツファンベースヒロシマ」は2020年8月に閉店。同店のあった1階スペースはそれ以降、閉鎖されたままだ。
一方でマツダスタジアム正面が見渡せる至近距離に「ファンベース」常連客の後押しもあって3月6日、「津田恒美メモリアルカフェ」がオープンする。
Go To トラベルの今後が読めない中、マツダスタジアム至近の宿泊施設は、こまやかな対応で、この春もカープファンを受け入れている。
広島インテリジェントホテル スタジアム前広島市南区東荒神町3-26、電話082・263・7000)はマツダスタジアムの歴史そのままに、カープファンには欠かせないスポットとなってきた。駐車スペースにゆとりがあるのもファンにとってはありがたい。
マツダスタジアムに一番近いRed Helmet(広島市南区西蟹屋2-2-12、電話082・207・2324)は春休みの高校・大学スポーツ合宿や県内外ビジネス客の利用も多い。リモートワークに対応するため、オフィス利用できる個室を新たなサービスとして展開するホテルも増える中にあって、低価格帯のRed Helmetでも同様のニーズが高まっている。
また「新型コロナウイルス集中対策期間」解除によってスポーツバーの営業も再開した。マツダスタジアムでゲームのある日はプレーボール2時間前からオープン。ゲームのない日は午後8時から午後12時まで。
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