広島東洋カープ歴代ユニフォームガイド「カープのうろこ」(スポーツユニフォーム愛好会著)がきょう、文芸社から発売された。
価格は1,728円(税込)
ISBN 978-4-286-15697-2
全国緋鯉会連合総代表・苅部安朗さん推薦!広島東洋カープ、デサント、ミズノに資料をご提供いただき、球団創設から現在まで、広島東洋カープの歴代のユニフォーム限定バージョンも含む44タイプを完全掲載。ユニフォーム上下はもちろん、帽子、ロゴ、さらにはモデルチェンジの経緯や、永久欠番についてなど、豊富な写真と解説でユニフォームの魅力を語りつくす。カープファン必読書!!
ひろスポ!では「カープのうろこ」を3名の方にプレゼントします。「ひろスポ!」を読んだご感想や要望などを添えて、住所、名前、連絡先電話番号を明記の上、 report@hirospo.com
までご応募ください。メールの冒頭は必ず「カープのうろこ希望」としてください。応募締切はあす日曜日の24時までとさせていただきます。なお当選者の方にのみメールで「当選」をお伝えします。
「ひろスポ!」バックナンバー
hirospo.com/pickup/4467.html
「すっゴイ!発見!!か?戦後間もなくのカープ女子も愛読した!?カープ本の元祖、昭和30年代の女子入浴画像も…」などで活躍した、広島市内在住のカープマニア、はるさんの「カープのうろこ」書評
手にとった感じはいいですね。装丁はカープの赤で、しかも表紙のユニホームが透けて見えるデザインがいいですね。
「カープのうろこ」のタイトル文字も、かわいいですね。ユニホームという言葉をそのまま使わないのも、ね。
パラパラとめくった感じとしてはユニホームがカラーで掲載されているのが目を引きます。
ただ、昔のものなど一部ユニホームがイラストになっているのは残念です。
私の知る限り、広島市内を見て回れば、イラストの中には現存するものが複数あるはずなんですけどね…。
さらに細かいことを言わせてもらうと、以下のような点が気になっています。
・ユニホームのメーカーのタグについては、わかるものもありますが小さくて判明不明なものもあって残念。私的にはこだわりたい部分ですから。タグのないユニホームもたくさんあるので、ひと工夫お願いしたいとこころです。
・みなさんは肩のところに番号が入っているユニホームをご存じですか。1963年から67年のビジター用。本書では大羽進投手の写真が使用されていますが、けっこうそういう小ネタはスルーになっていて、こういう細部にまでこだわるのが私流です。
・ユニホームと言えばソックス。帽子、ズボンの掲載はあるのでソックスの紹介も欲しかったですね。ついでにベルトも…。なんて言ってるとキリがないんですが…
・2002年のユニホームについて。このユニホームは本来、背番号の上にある名前の書体の「A」の文字が特徴のある書体で「R」と「A」の区別が分かりにくかったため、2003年からは「A」の文字に変更が加えられました。袖のエンブレムも同様です。この情報を持って見るとこの本に掲載されている2002年から2008年のユニホームというものは本当は2003年以降のもの、かもしれませんね。
・帽子の後ろとユニホームの背中の一番上にNPBのマークがつくようになったのも2002年から。こうした細かい情報もあれば楽しいですね。あくまで私個人の感想です…。
・ 最初にも言いましたが、僕の持っている資料などで見てもモノクロが多く、特に1975年以前のユニホームのカラー版は貴重で素晴らしいですね。そんな流れの中で、カープ創世記の今の人たちはほとんど知らないユニホームについて、たとえば当時のエピソードや、ユニホームのビジュアルの詳しい紹介があればさらに楽しかったかもしれません。
でもよく分類、整理された編集になっていいるので、それぞれの時代のユニホームを見比べて、自分なりの発見をファンのみなさんがするにはうってつけの一冊ですね。
私ももちろん買わせていただきますし、知り合いにもどんどん勧めたいと思っています。こういう類の書籍、ほかにもありますがカープだけっていうのは当然ながら初めてですから、最初にそんな本が出るらしいと聞いただけでもう大興奮でしたね。
もし私が改訂版の制作に加わることできるなら手弁当で駆けつけますよ。あ、東京ですか?交通費だけはお願いしますね(笑)。