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2021年05月21日
編集部

広島「球団独自」のコロナ対策じゃ選手生命すら危うい?阪神は球団社長辞任、カープは誰が責任取るのか?田中選手会長はプロ野球選手会に報告した方が良くないか?

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画像はそして誰もいなくなったマツダスタジアム、広島ベンチ

 

 

菊池涼の高熱騒ぎから始まった広島のクラスター発生は、その過程が他球団のそれに比べて異常に見える。

 

まず、菊池涼の行動履歴、それも過去2週間分を未だに球団サイドが明らかにしていない。球団HPにも「16日試合(フル出場)→自宅へ」「17日発熱(39・8度)、PCR検査陽性」としか書いてない。その前の1週間の熱の有無すらない。サンフレッチェ広島や広島ドラゴンフライズでも不幸にして感染者が出ているが情報内容はこの何倍も詳細に渡っている。

 

次に菊池涼の陽性判明からの流れ。

 

17日の時点で感染者は全部で選手3人。

 

球団が独自に判断した登録抹消(感染拡大防止特例2021)が西川、磯村、石原、松山、大盛の5名。さらに河田ヘッドと朝山打撃コーチ、トレーナー1名も自宅待機で全部で11人が一軍を離脱。

 

「球団独自の判断」を最優先して翌18日の東京ドームでは二軍から8人もの野手と森笠二軍打撃コーチを“補充”して巨人戦に臨んだ。

 

翌19日は試合直前に、先発の九里とコンビを組んでいる坂倉と八回に出番のある塹江をやはり「球団の判断」でベンチ外にして急きょ中村奨がスタメンマスクをかぶった。

 

試合終盤になると急にベンチの鈴木誠らが白いマスクを着用。翌20日のPCR検査では19日スタメン二番だった羽月、三番長野、四番鈴木誠はみな陽性が確認された。

 

 

加えてすでに待機組だった石原と大盛が陽性になり、先のスタメン3人と合わせて選手5人が陽性。朝山打撃コーチとスタッフ1名も陽性となった。

 

新型コロナウイルスはどんどん変異を繰り返す。命の危険は高齢者だけではない。

 

日本プロ野球選手会はこの事実をどうとらえているのか?

 

また日本プロ野球選手会の副会長のひとりでもある田中広は広島東洋カープ選手会の会長で、副会長3人のひとりが鈴木誠。

 

自らも感染者となった鈴木誠はどういう考えを持っているだろうか?

 

日本プロ野球選手会の存在が際立ったのが2004年の球界再編の嵐が吹き荒れた時(古田 敦也選手会長)と2011年の東日本大震災の時(新井貴浩選手会長)だ。

 

2004年の時は「スト決行」となり、9月18日(土)19日(日)はプロ野球が開催されなかった。

 

今回はマツダスタジアムで開催予定だったきょう5月21日、金曜日からの阪神3連戦が延期になった。

 

雨天や大雨災害の影響以外での土曜日曜中止というのは2004年以来ではないか?

 

 

広島はすでに東京ドームの巨人にも、首位を行く阪神にも様々な影響を及ぼしている。また中村奨成のようにここ2週間で一、二軍を行き来している選手もいるから二軍戦の対戦相手への配慮も必要になる。

 

日本ハムが今月初旬、13人の感染者を出して計4試合を延期していたのに、広島がそうはしなかったことへの疑問を早々に記事にした例(日刊スポーツ)もある。

 

広島球団はきょう21日午後1時にHPにアップした阪神戦延期の告知の冒頭で「チームから多数の陽性者が発生した事態を重く受け止めるとともに…」としているが、こうした経過を振り返るにつけどこまで「重く」受け止めているのか?遅きに失した感は否めない。

 

コロナ会食などで昨年春以降、散々、メディアに叩かれもした阪神は10月になって揚塩健治球団社長が12月1日をもって辞任すると発表した。コロナで混乱を招いた責任を取ってのことだ。

 

広島の場合は球団社長という役職がない。松田元オーナーが社長も兼ねている。

 

いったいこの騒動の責任は誰が取るのか?

 

今回の問題はグラウンドレベルでの選手らのコロナ感染とほぼ同時並行で、緊急事態宣言下でもチケット販売最優先で、ファンの問い合わせにもまともに応じていないという大問題も内在している。

 

 

きょう「丸がカープを出ていった訳が今わかりましたよ」とひろスタ特命取材班に言ってきた報道関係者がいる。

 

広島球団では2017年10月に週刊新潮が報じた日本プロ野球選手会の「2017年契約更改アンケート結果」の中で12球団中、最も査定方法が理解できていないグループになっていた。

 

この記事はかなり話題になった。

 

カープナインの”職場環境”改善に手を貸してくれるのは日本プロ野球選手会だけ。広島のメディアは球団の立場でしか報じないケースが9割と言っていいだろう。

 

今回のクラスターなどはその典型。選手が高いモチベーションで東京ドームに乗り込んだとは思えない。

 

もちろんコロナ禍で「遠征先で飲み歩いていた」みたいなケースは即、レッドカードだが、今のところ広島球団からそういう発表はない。また外部からの指摘もない。ネット上には確かにカープナインの”行動”情報が出ていたりするが確認のしようがない。

ひろスポ!関連記事

1年前に週刊新潮が報じた「査定方法は理解できているか?」の項目でDeNA、広島、ロッテがワースト、同じくニッカンは丸の契約更改で「笑顔のない会見」 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)

 

 

この記事の流れから分かるように確かに2017年12月の契約更改で1億2000万円(推定)でサインした丸はその後の会見でニコリともせず、けっきょくその1年後、巨人入りを表明。この時、松田元オーナーは「ダメじゃ」と記者に話したが、その原因は松田元オーナー自身だと、ひろスポ!では考える。

 

今回もおそらくそうに違いない、というのがひろスポ!の見解だ。

 

だがオーナー辞任、とはならない。

 

広島東洋カープ選手会は日本プロ野球選手会に今回のまさにプロ野球生命に関わる問題も克明に記しておき、検討課題として提出すべきだろう。

 

そうやって表に出さないと、また同じことが繰り返される恐れがある。

 

1年前の今頃、松田元オーナーの考えた「広島は屈しない」の懸垂幕が広島老舗デパート福屋壁面などに出されたが新型コロナウイルスはもともと高等生物の中にあった存在であり、勝った、負けたの話にはならない。あるのはいかに「共存するか」だけ。

 

今年は何のキャッチフレーズも飾らぬまま、広島球団は12球団の中でもコロナ対策が結果的には最悪のレッテルを貼られることになった。(ひろスタ特命取材班)

 

最後にひろスポ!に届いたメールの中からひとつ紹介する。

 

bリーグなら、このコロナ対応にファン無視は、ライセンスを剥奪されます。

野球界も、国策と同じくお願いベースになっており、濃厚接触の規定も

チームのさじ加減。

この短期間で、鈴木、長野らの大人数の感染は、濃厚接触としか考えられない。

私は、巨人軍のファンだが選手の管理にずさんなチームに、ホームに来てウイルスを拡散されてはかなわない。

ましてや、交流試合が始まる。

カープは、完全にクラスターであり一時的に一切の活躍を禁止するべきである。

果たして、主軸が居ない2軍のカープと、対戦相手が1軍の試合を誰が見たいか。

強豪のbリーグのチームは、数人感染者が出ただけで、3週間練習すら出来なかった。

その間の試合は、完全に消滅してチームは、チャンピオンシップに行けず。

それでも、文句を公言しないのはファンと共に、ウイルスと戦っているのと、自分たちの行いを世の中の模範とする理念があるからだ。

このような、カープの運営は野球離れを加速します。

私は、巨人軍のファンだがカープの選手の素晴らしさには、尊敬してます。

改善しないなら、身売りすべき

ファンの善意を食い物にしては存在意義が無い。

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