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2021年09月18日
編集部

サンフレッチェ広島レジーナ、マイナビ仙台との地元開幕戦にWEリーグナンバー3の2,153人、「女王の翼」で後半猛反撃も勝ち点奪えず

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サンフレッチェ広島レジーナ
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2021-22 Yogibo WEリーグ、第2節
サンフレッチェ広島レジーナvsマイナビ仙台レディース(9月18日午後6時キックオフ、広島広域公園第一球技場)

 

 

記念すべきWEリーグホーム開幕戦には2,153人が集まった。WEリーグ開幕節、INAC神戸レオネッサーvs大宮アルディージャVENTUS (ノエビアスタジアム神戸)の4,123人、日テレ・東京ヴェルディベレーザvs浦和レッズレディース(味の素スタジアム)の2,427人に次ぐ数字だ。

 

スタンドからは何度も大きな拍手がピッチに送られた。しかし開幕連勝とホーム初勝利を目指したサンフレッチェ広島レジーナは0-2で敗れた。

 

 

前半戦、シュートの数は相手の11本に対して6本。前半5分、立花葉が右サイドからクロスを入れたが中央の上野真実には合わず。さらに中嶋淑乃のホームでのチーム初シュートも枠内に飛ばなかった。

 

 

「女王の翼」で攻撃するはずが、素早いプレスを仕掛けてくる相手の「今まで感じたことのない圧力」(中村伸監督)で押される展開になった。しかもGK木稲瑠那の足元のボールまで、前線の選手がすぐに奪いにくる。

 

 

マイナビ仙台レディースはWEリーグの前身、なでしこリーグで長らく実績を積んできた。なでしこジャパン経験者も多く、全員がプロ契約。開幕戦ではノジマステラ神奈川相模原と0-0で引き分けたが、前半はシュートを1本も許さず、3、4点は取れていた試合だったという声も上がっている。

 

 

4人、5人と人数をかけ波状攻撃を仕掛けてく。サンフレッチェ広島レジーナが開幕戦でちふれASエルフェン埼玉相手に仕掛けた先制攻撃を受ける側になったかっこうだ。頼みの近賀ゆかりも徹底的にマークされた。それでもよく耐え、給水タイム後はやや落ちついた。

 

 

前半38分、開幕戦で左膝を負傷した増矢理花に替わってスタメン出場した柳瀬楓菜が自陣で加速して左サイドの中嶋淑乃にフィード。ペナルティエリア内に侵入したところで、ドリブル突破の中嶋淑乃からのパスを受けかけた。トラップが大きくシュート体勢に入れなかったが、目指すべき形が実戦の中でも見えてきた。”お姉さん”たちに囲まれても堂々と振舞う柳瀬楓菜はまだ19歳…(トップ画像)

 

 

前半44分、マイナビ仙台レディース4本目のCKはシュートコーナー。ふたりがかりで詰めたがMF隅田凛に左足でゴール前に蹴り込まれた。「狙ってない、ラッキーな形で入った」というマイナビ仙台レディースWEリーグ初ゴールが、176センチGK木稲瑠那の左手の上を越えそのままサイドネットを揺らした。

 

 

 

思わぬ形で失点したあと、今度は後半開始5分過ぎから自陣で相手の動きに振り回され、悔しい形で失点した。前半9分、ショートカウンターを許し、ゴール正面へクロスを入れられて、最後は多彩なFW陣の中心選手、白木星のシュートを止め切れなかった。

 

 

中村伸監督の決断は早かった。後半11分、柳瀬楓菜に替えて小川愛を、トップ下の川島はるなに替えて谷口木乃実をピッチに送り込み、ツートップにシフトした。小川愛はすぐにミドルシュートを放ったが、マイナビ仙台レディースもシュートを打ち返してきた。

 

 

開幕戦同様、後半18分には立花葉から島袋奈美恵へ、中嶋淑乃から山口千尋へ両ウイング同時交代が行われた。

 

 

山口千尋もペナルティエリア手前から即、シュートを放つチャンスを掴んだ。ゴール右隅に向かって伸びて行くその軌道がわずかにズレた。その直後には谷口木乃実が頭で叩きつけたヘディングシュートを相手GKにキャッチされた。

 

その後も左サイドの山口千尋の動きを起点にした猛攻が続いた。後半24分には上野真実のシュートがクロスバーを叩きスタンドが沸いた。たまらずマイナビ仙台レディースは選手交代を使い4バックから3バックに変更。中盤に厚みを持たせて一方的な流れを変える策に出た。

 

 

後半40分、中村伸監督は松原志保を下げ、左山桃子を送り出した。地元でのWEリーグデビュー。スタンドからまた大きな拍手が送られた。

 

 

後半のシュート数は7本対4本。しかしいくら押し気味な時間帯があったとしても完封負け、は完封負け。WEリーグは、当り前の話ではあるが簡単には勝たせてもらえない。

 

 

「最後の崩しのところで、もう少し選択肢が必要」と中村伸監督。そんな中、手塩にかけ4枚ほど準備してきた「女王の翼」が2020年なでしこリーグ1部で7位の“実績”に通用する、という手ごたえも残されたはずだ。

 

次節では2019年までなでしこ1部5連覇の日テレ・東京ヴェルディベレーザを相手に「4枚」の“切れ味”を試すことになる。

 

 

サンフレッチェ広島レジーナ
先発
GK
 木稲瑠那
DF
 松原志歩、松原優菜、中村楓、木﨑あおい
MF
 川島はるな、近賀ゆかり、柳瀬楓菜
FW
 立花葉、上野真実、中嶋淑乃

サブメンバー
福元美穂
左山桃子85分(←松原志保)
塩田満彩
小川愛56分(←柳瀬楓菜)
山口千尋63分(←中嶋淑乃)
島袋奈美恵63分(←立花葉)
谷口木乃実56分(←川島はるな)

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