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2021年10月31日
編集部

サンフレッチェ広島レジーナ、DF木崎あおいらの体を張った守備でN相模182センチFW封じ無失点も攻撃不発でホーム初勝利ならず…

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中村楓
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画像は練習で柳瀬楓菜(左)と競る中村楓(右)、柳瀬楓菜の奥は谷口木乃実

 

2021-22 Yogibo WEリーグ、第7節(10月31日午後1時3分キックオフ、広島広域公園第一球技場)サンフレッチェ広島レジーナ vs ノジマステラ神奈川相模原

 

サンフレッチェ広島レジーナ先発
GK 木稲瑠那
DF 松原優菜、左山桃子、中村楓、木﨑あおい
MF 近賀ゆかり、川島はるな、小川愛
FW 谷口木乃実、上野真実、中嶋淑乃

サブメンバー
福元美穂
松原志歩
柳瀬楓菜
齋原みず稀63分(←川島はるな)
立花葉86分(←中嶋淑乃)
島袋奈美恵70分(←谷口木乃実)
大内梨央

 

マッチデータ
シュート数…広島R9、N相模原13
CK数…広島R6、N相模原3

 

サンフレッチェ広島レジーナはホーム3戦目でのWEリーグ初勝利を狙ったが、スコアレスドローに終わった。

 

 

試合後の近賀ゆかりキャプテンの話

こういうタフなゲームになることは試合前から分かっていたので、やっぱり得点して勝ち点3を取りたかったのが正直なところですけど失点しなかったのは次に繋がるプラス要素だったかなと思います。

 

 

 

他会場の結果
千葉L 2–1 浦和L

大宮V 1–3 AC長野

ベレーザ 2–0 新潟L

 

 

前節、サンフレッチェ広島レジーナに敗れた三菱重工浦和レッズレディースは連敗となり3位から4位に後退した。浦和Lに勝ったジェフユナイテッド市原・千葉レディースは勝ち点8で7位から5位に浮上。大宮アルディージャVENTUS に勝ったAC長野パルセイロ・レディースも勝ち点8で9位から5位に浮上。サンフレッチェ広島レジーナは勝ち点1を加えて勝ち点8だが、得失点差で5位から7位に後退した。アルビレックス新潟レディースに勝った日テレ・東京ヴェルディベレーザは4位から2位に浮上した。

 

 

 

第7節終了時点の順位

1位 INAC神戸レオネッサ…6戦全勝、勝ち点18、得点12の得失点+12

2位 日テレ・東京ベレーザ…7戦4勝1分け2敗で勝ち点13、得点12の得失点+8

3位 マイナビ仙台レディース…6戦3勝3分けで勝ち点12、得点9の得失点+8

4位 三菱重工浦和レッズレディース…6戦4勝2敗で勝ち点12、得点12の得失点+6

5位 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース…6戦2勝2分け2敗で勝ち点8、得点6の得失点-2

5位 AC長野パルセイロ・レディース…7戦2勝2分け3敗の勝ち点8、得点6の得失点-2

7位 サンフレッチェ広島レジーナ…7戦2勝2分け3敗で勝ち点8、得点7の得失点-3

8位 ノジマステラ神奈川相模原…6戦1勝3分け2敗で勝ち点6、得点1の得失点-2

9位 アルビレックス新潟レディース…6戦1勝2分け3敗で勝ち点5、得点5の得失点-6

10位 大宮アルディージャVENTUS…6戦1勝2分け3敗の勝ち点5、得点7の得失点-7

11位 ちふれASエルフェン埼玉…7戦1分け6敗の勝ち点1、得点3の得失点-12

※試合数の違いは11チームのため試合以外で社会活動などを行う節、「WE ACTION DAY(理念推進日)」があるため。INAC神戸レオネッサと、ちふれASエルフェン埼玉は10月30日に第7節を消化済。

 

 

 

スタンドに詰めかけた観衆の数は1162人。何度も拍手、手拍子でサンフレッチェ広島レジーナの背中を押したが「最後仕留める形」(中村伸監督)が作れなかった。

 

 

2週間のインターバルがあったため、対策を練る時間はあった。ノジマステラ神奈川相模原はここ2試合、3バックを採用。第5節のちふれASエルフェン埼玉戦でWEリーグ初勝利をあげ、前節ではINAC神戸レオネッサの強力なオフェンス陣に1点しか許さなかった。ここまで5試合でわずかに3失点のディフェンスをどうこじ開けるか…

 

 

相手のボールを奪い、マイボールの時間を増やして手数を増やして得点機を狙う。サンフレッチェ広島レジーナはその練習を重ね、仕上げの紅白戦でも3バックの控え組を相手に連携を確認した。が、いざ蓋を開けてみると相手は4バック…。それでも前半早々からFW谷口木乃実が右サイドの深い位置からドリブルを使ったあとグラウンダーのクロスを入れ、FW中嶋淑乃が詰めていた。前半11分にはMF川島はるなのクロスにFW上野真実が頭で“合わせかける”惜しいシーンもあった。前半16分にはボランチのMF小川愛もFW上野真実とのワンツーからシュートを放つが枠外…

 

 

一方、ディフェンスでは182センチのFWサンデイ・ロペスの動きを中央で封じることが求められた。前半3分、その高さを介して流れたボールがMF平田ひかりへ。危うくGK木稲瑠那と1対1になるところだったがDF中村楓が体を張ってシュートを防いだ。

 

 

前半32分にも鋭いクロスにFWサンデイ・ロペスのヘッド炸裂…となる前にDF中村楓が体で止めに行った。

 

 

前半のボール保持率はサンフレッチェ広島レジーナが完全に上回り、練習で積み上げてきた動きで波状攻撃するが、相手も相当研究してきているからフィニッシュに持ち込めない。で、攻めているのにシュート数は前半を終えてS広島R4本、N相模原6本…

 

 

後半途中から中村伸監督は、齋原みず稀、島袋奈美恵、立花葉と前線の3人を時間の経過とともに投入。やはり再三、惜しい場面は作るが惜しい、の先へは行けないまま、逆に後半30分には相手の強烈シュートがGK木稲瑠那の指先をかすめてバーを叩く、という危ないシーンもあった。

 

 

アディショナルタイムには90分間走り続けたDF木﨑あおいのクロスをFW齋原みず稀が頭で落として2試合連続の…となりかけたようにも見えたが、シュートには至らず。結果的にはチームの放った9本のシュートは空砲に…。とはいえ無失点ゲームは開幕戦以来で 最終ラインの松原優菜、左山桃子、中村楓、木﨑あおいの連携も深化しつつある。

 

 

次節はサンフレッチェ広島レジーナが理念推進日となり、再び2週間のインターバルのあとアウェーでAC長野パルセイロ・レディースと対戦する。

 

 

中村伸監督の話
ボールを動かすことはできた。しかし、その先が大事。いい状態で前の選手へ繋がりを作り、スイッチを共有できればスムーズな仕掛けに繋がると思う。そこは、これから継続して取り組む。

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