画像はコザしんきんスタジアム
広島の沖縄キャンプが選手会長、大瀬良大地の一本締めで打ち上げ、となった。
ちなみに日南キャンプ1本締めは昨季最多勝右腕で投手キャプテンの九里亜蓮が任された。
東京五輪金メダル右腕の森下暢仁も交えた三つ巴の開幕投手争いは、この日、佐々岡監督が大瀬良に大役を伝えたことで決着を見た。
だが、九里と大瀬良のFA移籍が取り沙汰されていた昨年11月の時点で”本線大瀬良”は指揮官の心の中で固まっていた可能性がある。
大瀬良と九里が相次ぎ在留会見を開く直前のタイミングで佐々岡監督主催による食事会があった。その場で九里には投手キャプテンのリクエストがあったという。
問題は野手キャプテン。2021年シーズン投手キャプテンだった大瀬良が佐々岡監督に野間のキャプテン就任を進言した、という話がある。
チーム全体を俯瞰することのできる大瀬良は、九里が残留会見を開いたあと、選手会長としてもチームを引っ張っていくことが発表された。佐々岡監督からすれば特別な存在ということになる。
ケガや故障がなければ大瀬良が開幕投手。一度、沖縄で「張り」が出た大瀬良ではあったが、26日の巨人とのオープン戦初戦(沖縄セルラースタジアム那覇)で3回40球を投げ最後は3者連続空振り三振できれいにまとめた。
大瀬良は2007年まで5年連続で開幕投手を務めた黒田博樹さんの助言を受けながら、その偉業まであと「1」と迫った。
その大瀬良と、九里と森下の競争は3月に入っても高いレべルで続くだろう。気の早い話になるが今年の秋には4人で有意義な食事会、となるかもしれない。