画像は秋山翔吾、食い込んでくるドラ1左腕ルーキー古謝 樹のスライダーをレフト前に運んだ
楽天-広島 オープン戦(3月3日、倉敷マスカットスタジアム)
倉敷での楽天主催ゲーム、その3連戦の最終日。ちなみに岡山県内でのオープン戦開催は5年ぶり。主催は楽天野球団と山陽新聞社などで、同新聞社の創刊145周年記念事業のひとつ。
読者(岡山県民と広島県民)は気付かないだろうが、この3連戦で”調査”したところ山陽新聞紙面の方が、トータルで見た場合、中国新聞紙面よりページ数が多かった。なお中国新聞はJR岡山駅ですら販売されていない。
倉敷マスカットスタジアム最寄りのJR中庄駅前歩道では、山陽新聞の幟がファンをお出迎え
昨今の大学生の9割以上は紙の新聞を読まない。地方紙やスポーツ紙のページ数は減少の一途…。そりゃ145年も”ほぼ同じこと”やってるんだから、限界が来るのは当り前…
なお、岡山にも「プロ野球を誘致する会」がある。発足のタイミングはあの球界再編の嵐が吹き荒れた翌年の2005年。
今回もポスターなどでその名は目にしたが、5年に一度のプロ野球開催がやっと?のようでは活動はとても活発とは言えない。カープ新聞とも言われる中国新聞を山陽新聞はどんな思いで見ているだろうか…
なお、この3連戦はずいぶん冷え込んだが、スタンドは熱かった。この日の第3戦では席種によっては売り切れも出た。金曜日の第1戦観衆が6,477人、第2戦は13,198人、第3戦は16,886人だった。
特に三塁側とレフトスタンドのカープファンの声援は大きかった。
第1戦は4対2で広島、第2戦は3対1で楽天。第3戦は八回に楽天が2点を先制したが九回に3対2と逆転に成功した広島が勝った。
その中で注目すべきは秋山翔吾だろう。底冷えするグラウンドではケガのリスクがつきもの。なのに、3試合ともスタメン出場して第3戦も2打数1安打で、3試合連続ヒット、3試合合計では7の3。
本人の思いと首脳陣の意図が合致したのだろう。通常、こういうことはあまり起こらない。
その9番の、遥か後方から追撃中の田村俊介の方は、この3連戦トータル7打数2安打だった。
第3戦三回の第1打席では、39歳右腕、岸 孝之の真っ直ぐを逆方向へ…いい角度で上がった打球は、逆風にも戻されてライトフェンス手前で失速したが感じは悪くなかった。五回の第2打席では、ドラ1ルーキー左腕の古謝 樹から一塁強襲ヒットを放って帳尻合わせしたのはさすがだった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)
田村俊介は岸 孝之の真っ直ぐを逆方向に押し込んだが右飛