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2024年03月29日
編集部

DeNA”琢朗主義”要警戒、11年目で悲願の開幕マウンドに上がった九里は石上の足と度会のバットに泣く…

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横浜スタジアム
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画像は開幕日を迎えた横浜スタジアム

 

3月29日  ●3-4DeNA(横浜スタジアム)
広島 003 000 000・3
DeNA 003 000 01X・4
広島通算1試合1敗
18時30分開始・2時間51分、33,312人(横浜スタジアム最多)
相手先発 東7回10安打3失点
広島本塁打 -
DeNA本塁打 度会1号3ラン

広島スタメン
一番セカンド菊池
二番センター上本
三番ショート小園
四番ファースト堂林
五番キャッチャー坂倉
六番サードレイノルズ
七番ライト田村
八番ファーストシャイナー
九番ピッチャー九里7回89球8安打3失点(自責3)
●島内(1敗)

 

一番の注目は広島打線vs東。昨季の対戦は6試合で東の4勝と対戦防御率1・84。

広島ベンチの策はたぶん”センター返し”。そして昨季、相性のよかった菊池と上本で一、二番を組み、同じく堂林を初の開幕四番に据えた。

一方で相性の悪かった小園の三番は”鉄板”とした。シーズンを通して、相手どうこうでなく、やってもらわないと困るから、だ。

本来なら七番ぐらいで自由に打ってもらいたい坂倉を五番に引き上げ、今のところ期待薄の新外国人コンビは下位打線。話題の田村の七番も予想通り…

結果は吉と出た。

三回一死から、菊池の内野安打を皮切りに、上本が中前打、小園も中前打で満塁として堂林も中前に先制適時打。さらに坂倉が右前適時打してなおも満塁でレイノルズもセンターに犠飛を上げた。

連打された東はおそらくかなり動揺したはずだ。この間、打者6人に投じた球数はわずかに12だった。

11年目で待望の開幕マウンドに上がった九里は、この3点で勝利投手になれるはずだった。が、その裏、先頭の山本に中前打された。東とバッテリーを組む、相手も必死だ。

続いて打席にはドラフト4位ルーキーの石上。バットが折れて一ゴロになった、と思ったらシャイナーが二塁送球を狙い過ぎてオールセーフになった。わざわざプロ初打席初安打をプレゼントした訳だが、これぞ新生DeNA野球、ということをファンやメディアはどれだけ認識しているだろうか?

DeNAがオープン戦12球団最多の24盗塁をマークしたのも、話題の度会がやはり打率・434でオープン戦首位打者になったのも、”琢朗主義”の影響が大きい。石井琢朗コーチの肩書は「チーフ打撃コーチ」から「チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチ」に変わった。昨季、チーフ作戦兼バッテリーを担当した相川コーチは“ディフェンス”チーフ兼バッテリーと一歩引いたかっこうになった。マツダスタジアム時代に選手・コーチとして腕に磨きをかけた”琢朗主義”とは、ヒットにこだわらず得点するための意識改革…

広島側もミーティングでDeNA最多5盗塁の石上の足についてもチェックはしたはずだ。シャイナーはちゃんと話を聞いていたのか?

同じくドラフト1位の度合の足とバットも要注意であることは、分かっていた。が、送りバント失敗の東を挟み、一死一、二塁となってその度会に投じた九里の初球、スライダーは坂倉の構えるミットよりもなかり高く入り「会心のスイング」(度合)によってライトスタンドに消えたのである。

試合は3対3のまま八回を迎え、DeNAは二番手にウェンデルケン。広島打線は150キロ前後の球威に押されて、レイノルズ、田村、シャイナーが連続三振。

その裏、広島も二番手に島内を投入したが、150キロを超える真っすぐをオース ティン、牧に右前打されると宮崎を申告敬遠で歩かせた一死満塁で代打・大和に決勝犠飛を許した。
(ひろスポ!取材班&田辺一球)

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