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2024年03月30日
編集部

この2年ですっかり馴染んだ、ラッセルとチュアンと別れ…JTサンダーズ広島3・4位決定戦に散る~ちゃこのVプレミアレポート

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JTサンダーズ広島
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    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

画像はこの試合を最後に退団するラッセル選手のパイプ攻撃

2023-2024 V.LEAGUE Division 1   MEN
ファイナルステージ、3-4位決定戦
2024年3月30日(土) 東京都江東区・有明コロシアム
RR4位JTサンダーズ広島 vs    RR6位位東レアローズ
観客数:5243人

JTサンダーズ広島
会場の有明コロシアム


頑張って声援を送る緑の応援団

実際には1.2試合共通のチケットで第1試合を見て、帰ってしまわれて空席になっていたところが目立ちました。コートに近いアリーナ席とかは入れ替え式になってたみたいだけど、それでも1試合目を見て帰ってしまった人が多かったように思えました。

今年のRRシーズン対東レ戦は、昨シーズン(勝ち越し)の対策を立てられ苦戦してしまい、結果負け越しで。最後の最後にそのチームが対戦相手とは。

どの試合ももつれる激戦になったのは確かだが、チャンスをモノにできず、力負け、というよりは何割かは自滅っぽい気もしたんだよねー。

外国人助っ人は契約期限が来ると契約延長するより(そうなる場合もあるが)退団することの方が多いので、仕方ない、というのもある。

この2年ですっかり馴染んだ、ラッセルとチュアンと別れると思うと、寂しくてツラい。

JTに来てくれる方は、優しくて紳士的な人が多く、チームにも広島という土地にもすっと馴染んでくださる人が多いと思うんだが、ラッセルもチュアンも本当に「JTチームの一員」になってくれて、それだからこそ別れがツラい。

今日の相手チームも結構長く在籍していた助っ人さんの退団に加えて、主力選手2名の退団が発表(リーグが新しくなるし、プロ宣言するのかどうかという問題もあるから、まぁ主力が抜ける、ということもあるんだろう)この試合に対する思い入れは相当だったハズ。

 

負けられない!

意地と意地のぶつかり合い!

がっぷり四つに組んだ結果は、どうなった?!

 

25-17

21-25

25-20

22-25

13-15

フルセットやった末に、敗れました…。

目の前で3位表彰式をされる屈辱…。

これは、ここまで来たからこそ味わう、悔しさでした。

 

相手の表彰式の間、ベンチの椅子に全員がびっしりと座り、真面目に並んでいながら、誰も笑っておらず、相手を見ている(睨んでいる、とまでは言わないが)選手、じっと下を向いてまたは顔を覆って悔しさ不甲斐なさを思う選手、中空に視線をやる選手…

それぞれがそれぞれの想いを持って、悔しさを噛み締めているように見えました。

 

スターティングメンバーは

OH:ラッセル、新井    新井→坂下(1セットはほぼ1ポイント。2セット途中から交代。3セット目からはスタートから。)坂下→新井(5セット一瞬だけ。)

 

MB:三輪、安永      リリサ:ヤス→将平。その後後衛に入り、新井とLがチェンジ(1セット)

リリサは全セット将平が登場。※ここにも、ロサノの拘り落とし穴あり。

OP:ジャンチュアン     2枚替:井上慎一朗(4セット)

S:前田          前田→金子(1.2.5セット前衛で起用。ワンポイントブロッカーとしての投入だったことも。?ワンポイントって…)    2枚替:金子(4セット)

L:唐川、井上航         唐川only

 

ベンチ入りしてても1回も登場しなかった武智、川口、航。

ベンチ外:阿部、平井、西村信、西、高木、熊倉

 

ロサノ采配では、ロサノbestという決め事があるようで、今日の最終試合はそれが色濃く出ていたと思います。

フルセットもやると足も動かなくなるし、ヤスをセット途中で交代という場面もシーズン中はあったのだが、川口くんは終始出るため準備をしておらず、最初から「出されない」ことが確定しているかのようでした。

それは航もそうでした。

ファンのみんなも、多分チームのみんなも、唐川も、航がベンチ入りするのを待っていた!アキレス腱断裂からコートに戻ってきて、ずっと待ってた。

でもロサノ監督の元では出してもらえない、ベンチにさえも入れてもらえないことが多過ぎました。

 

ロサノ監督の固定概念中では、「彼の常識」を超えているものに対する理解がされずに冷遇されている、と、この2年ずっと感じていたところです。

カバーリングは然るべき役割の人がそこを守り、

セッターは定位置に帰り、

リベロも「(気がついたら!)そこに居る!」のではなく、ここら辺を守備せよと言われたらそのようにする、

全員で攻撃したら守備が手薄になるから強打者(野球かよ)がガンガン打って得点すべきで、それ以外の人はカバーをする、

それってひと昔もふた昔も前の形で、それはワクワクするバレーボールではない、よね。

ハイキューを読んでほしいのは、ロサノ監督にだった。

 

昨年2人の強力な助っ人を得たにも関わらず、順位は7位に沈み、今年の比ではないくらい暗い思いをしました。

悔しいというより呆れてしまうことが多く。

今年、仕事の都合ももちろんあるのですが、遠方へ遠征しての試合観戦が減ってしまったのは、それが理由の一つでもあります。

仕事忙しいので平日休みなどない中、月〜金まで働いて、長距離移動して土日応援に行って日曜日の深夜に帰宅して、月曜からまた日勤連勤少なくとも金曜日まで(土曜日までの6連勤の時もあった)。その「貴重な土日」を使って見に行った結果が「モヤモヤ」して終わり(勝っても負けても)、仕事仕事の日々に戻るわけですから…。

来季もこの采配が続くんだったらば、現地観戦の回数をもっと減らす、という判断をしていたかもしれません私は。

 

今季は主将が交代して、本当にチームが選手同士で纏まろう!としていることがヒシヒシと伝わってきて。その姿を見ようと現地に足を運んだ、というのが正直なところです。

監督云々どうでもいいや!私は、JTサンダーズ広島箱推しだし、このチームを応援しにいくんだ!と、気持ちを新たにして、今シーズンの現地観戦予定を立てたのでした。

基本、ホームゲームに行くのが精一杯の「職場事情」で、金岡、このはな、ファイナル1週2週が数少ないホームゲーム以外の遠征応援でした

ホーム&アウェイになってから久しく、ホーム感が作りきれないアウェイ戦で、自分の心理的優位性を作れずにいる、うちの優しい緑の集団を見守りました。

もっと図太くならんと勝ち続けてはいけないんだろうなぁ、というのが感想です。

また、観客にハリセンを配ったりするスタッフ、相手のファンをイラっとさせるような応援団、こういうことはJTが苦手とすることだと思うけど、悪意の演出は苦手だろうけど、も少し積極的にアピールしても良かったと思うぞ。席の取り方や、ハリセンの配り方もね。チーム運営側は殿様商売感覚ではなくて、もっとエンタメ感あってもいいと思うんだ。元選手や会社スタッフだけでやっていくのは限界なのかも、ね。選手自身がプロ宣言するのがどうなのかはこの際横に置いておいて、会場の運営やグッズ販売、新しいグッズの作成、応援の在り方、などはプロに入ってもらう方向が良いのだと思う。

 

さぁ!肝心要の試合ですが。

今年一年間、サイド陣の強力な攻撃力に頼る戦略に戻ってしまったよね…。せっかく、攻撃力の高いMBが移籍してきてくれたというのに、既定打数に到達しないなんて、なんて勿体無い。ラッセルもだけど、チュアンが今シーズン終盤にいけば行くほど調子を落としていって、最終的にはサーブまで入らなくなってしまってた。チュアンが笑って試合に臨める展開を多くの試合で作れずにいて、力んでしまう展開になっちゃったよね。

どうしても、最初のアタックポイントはチュアンに取らせよう、という、「『エースは君だ!』作戦」が、チュアンには重荷だったように私は感じた。

だからといって、完全にノーマークの状態を作っても力んでスパイクをフカスのがチュアンなので、そこを「うまく」乗せてあげれないとダメだったんだろうなぁ。

MBを使ったり、他のサイド陣にスパイクを分散させて、「俺にも寄越せ!」とダダダダダーと早めに助走に入ってくるチュアンの方がうまく力が抜けてて、高い打点でパワーかなりのやつが打てていた、と思う。

「走り幅跳びみたいな」と私いつも言ってたけど、チュアンは3rdテンポが自分が打ちやすい球だと思ってたみたいだけど、実は走り幅跳び的な方が威力強かったと思います。

JTサンダーズ広島
この試合を最後に退団するジャン選手の力を込めたスパイク

JTサンダーズ広島
必死でボールを追い2段トスを上げる前田選手


得点して喜ぶ選手たち

JTサンダーズ広島
ネット際に落ちるボールを必死でフォローする坂下選手

ラッセルのbickはそりゃもちろん、世界級!

速さ、高さ!それに軟打を加えられる動体視力状況把握も素晴らしいし。

サーブは言わずもがな。

ラッセルのOH対角に守備型が入るのか攻撃型が入るのかで、レセプションの負担がすごく違ってたのが本当に申し訳なかったんだけど、多分航のレセプだったらラッセルの前に回り込むことも可能だったと思うんだけどね。実際相手はそうしてましたし。GBの古賀もね。

セッターが変わることで、負担をかけていたことも、ほんと申し訳ない。今日のようにラッセルのbickが単なる少し速めのバックアタックになってしまってたこともあったり。

これまでもそういう場面は多く合ったけど、今日の試合は特に、ラッセルが打つ時のリズム、高さが、ラッセルが好きにしていい球になっなかったかなぁ、と。

 

ミドルの攻撃が極端に少ないので、ラッセルにもチュアンにもブロックがしつこくついていて、ブロックポイントこそ取られないにしても、有効なワンチを取られてトランジション決められる場面が多すぎ、と思う。

昨年もそういう傾向はあったけど、ブロックでkillすることを良しとしてるから、有効なワンチを取る、という考え方がないんだよな…。まぁそりゃ、ブロックで1ポイント取れれば手っ取り早い、んではあるけどねx。

有効なワンチを取ったとして、誰が最後に決めるのか。

その選択肢が最初っからOPに設定してあって(それもいいんだけど、さ)、OPとOHの攻撃はたくさん見せてしまってるので相手ブロッカーまたはディガーに対処されてしまい、最後の1点が取れない…。

相手OPに5セットで70本近く打たれまくり、それでも心が折れなかった相手が素晴らしいとしか、言えないわー。

 

闘志を十分に持っていながら、コートで発揮する機会を与えてもらえなかったメンバーの心中はいかに。…まぁ、今シーズンは諦めていたと思うけども。

 

唐川くんが強力なスパイクをガンガン上げて、それを坂下くんがものすっごい速さで追いかけていって繋ぐ。メガラリーが何度もあったにのは相手の粘りもあるけど、JTの方も負けてなかった!

元々唐川くんはディグが良くて、レセプは航。そういう配分でやってきたのだと思うんで、うちらは唐川くんがすごいのは知ってた!!知ってたとも!

球の見極めというか、落下点まで回り込むのが、坂下くん足速いし、すごいよね!

第5セット、金子くんが場外まで球を追いかけていって繋がったとき、その後ラッセルがスパイクをフカシてしまったんだけど。あれは、金子くんが繋いでくれたボールをなんとか得点に繋げたかったんだよね。胸熱な場面だったよ。

これで、監督が新井くんを無駄使いに出さなくて、キチンと役割を与えて輝かせて欲しかった、と思いますね。

 

今シーズンは、慎さん主将の元、本当にチームが一体になって、最後までこれたよ。

慎さんには、ほんと感謝しかない!来年もよろしくお願いします🤲

 

1シーズン、あっという間だった。昨季までは、どんどん遠ざかっていた「ファイナル」の舞台まで連れてきてもらったこと。感謝しています。

コートもベンチもベンチ外も、一体になって戦ってる姿を見せてもらえました。

そんな緑色のチームが大好きです!

ラッセル、チュアン、広島に来てくれて本当にありがとう!

どこに行ってもラッセルのこともチュアンのこともファミリーだと思ってる。

なんなら、パリ五輪で日本と当たってもUSA応援してるかもw

JTサンダーズ広島
試合後、退団するラッセル選手、ジャン選手の健闘を讃える選手たちと亀渕通訳

黒鷲旗がまだあるけど、Vリーグはこの2023-24で一旦終了。来季はSVリーグ初年度になるわけだけど、あまりにも、発表されていることが少なすぎて、正直イメージがわかない…。

 

私ら、ファンに出来るのは、応援するだけだから。JT愛を出して、来季以降も応援するだけです!黒鷲旗、そしてJTファン感がありますが、一旦、今シーズンもありがとうございました!来季もまた、よろしくお願いします。

 

頑張れ!JTサンダーズ広島!

頑張ろう!NIPPON!

頑張ろう!能登!

(ちゃこ)

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