画像は中日・立浪監督と山井投手コーチ(右)、ふたりが一軍登板にGOサインを出した高橋宏の前に広島打線が1点が遠かった
4月28日 △0-0中日(延長12回)(バンテリンドームナゴヤ)
広島 000 000 000 000・0
中日 000 000 000 000・0
広島通算23試合10勝10敗3分け(4位変わらず、首位阪神まで2・5差)
13時30分開始・4時間3分、36,282人
相手先発 高橋宏7回3安打無失点
広島本塁打 -
中日本塁打 -
広島登録抹消 -
広島スタメン
一番センター秋山
二番ライト野間
三番ショート小園
四番ファースト松山
五番キャッチャー坂倉
六番レフト宇草
七番セカンド矢野
八番サード田中
九番ピッチャー九里7回99球4安打無失点
広島は今季2度目の延長12回スコアレスドロー。
4月19日の巨人4回戦(マツダスタジアム)でも九里が6回2安打無失点と試合を作りながら延長12回0-0引き分け。この日も九里は7回4安打でまたも”無援”に泣いた。
初の開幕投手を務めた九里はこれで計5試合、33回と2/3を投げて0勝2敗。被本塁打3など反省材料もあるが、しかしクオリティスタート成功4度でも勝てないのだから、不運としか言いようがない。
新井監督はそうならないためにも、とこの日はオール左打者で打線を組んだ。二番にリーグ打率3位(・310)の野間を入れたのも今季初。攻撃型二番で打線につながりを持たせようとした。
…というのも、中日先発の高橋宏は広島打線の天敵で、2022、23年と続けて攻略できずじまいだったからだ。
主武器のスプリットをカウント球にも決め球にも使ってくる、その投球スタイルをいかに打ち崩すか?
しかしいざフタを開けてみると7回でわずか3安打止まり。そのうち2本は真っすぐを打ったもの(野間の初回中前打と秋山の三回二塁打)で、浮いたスプリットをヒットゾーンに返したのは今季初のスタメン四番を任された松山だけだった。
その松山が先頭で出た七回、広島ベンチは坂倉にバントを命じたが3バントも失敗…
”7打席3発”で飛ぶ鳥を落とす勢いだった宇草も、高橋宏の前にはニゴロ併殺打のあと空振り三振2つと音無し。中日バッテリーもよく考えたもので、この3打席で投じた17球の内訳は…
ナックルカーブ2
カットボール2
スプリット13
直球系0…
二ゴロはスプリット6連投に根負けしたものだったし、七回一死一塁の場面での2つ目の空振り三振は全5球がスプリットだった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)