J1リーグ第2ステージ第11節(9月19日、エディオンスタジアム広島)
サンフレッチェ広島がホームでサガン鳥栖と対戦し0-0で引き分けた。
最終ラインを5人で固め、引いて守る相手をどうこじ開けるか?が課題だったが決定的なシュートチャンスを作れず、12本のシュートは空砲に終わった。鳥栖のシュートはわずか4本だった。
今季2番目に多い1万8625人のスタンドの声援も、勝利のゴールと佐藤寿人の新記録達成には繋がらなかった。
J1通算最多得点記録に挑む佐藤寿人はオフサイドにも阻まれて前後半シュート1本ずつ。何度か周りを生かす動きで相手を崩しにかかったが後半26分で交代した。
後半33分には先発の柴崎に代わって7月25日以来の出場となる森崎浩司がピッチに立った。
けっきょくホームでは今季6度目の無得点に終わり、清水エスパルスに4-1で快勝した浦和レッズに年間順位での首位を明け渡した。第2ステージ順位は勝ち点3を上げた鹿島アントラーズに並ばれたが得失点差で首位をキープ。
森保監督は「ホームでたくさんのサポーターが来てくれた中で、勝ち点3を欲しいと思い、イケイケになると鳥栖の術中にはまってカウンターを受け、勝ち点0になっていたかもしれない」と総括。「優勝争いをするのは簡単ではない。我慢強くやっていかなければいけない。今の位置にいるのは、タフで粘り強くやってきたから」とも話し、「セカンドステージ首位、年間勝ち点首位だからといって、爆発的に攻撃力が上がることはないので、これまでの勝ち方をやり続けることが大切。徹底して勝つ確率を高めていきたい」とブレない戦いの重要性を改めて口にした。