今日3月15日、JTサンダーズは「ファイナル6」第3戦。長野県・松本市体育館にて、パナソニック・パンサーズと対戦しました。
昨日、既に4戦戦い、3勝1敗 ポイント13のサントリーが暫定首位に立っています。
今日JTが対戦するパナは、前年度覇者ですが、このファイナル6ではいいところなし。昨日もサントリーに1-3 で敗れ、ファイナル6ここまで勝ち星がありません。
今日のスタメンは、
WS越川・小澤
MB町野・筧本
OPレオ S深津
L酒井
Lは内定選手の唐川を初・登録。酒井さんとランダムに入れ替わっていました。
八子くんがベンチ入りしてなくて、ベンチ外にも居ませんでした。この度の長野遠征には帯同していなかったのかもしれません。唐川くんをリベロ登録し、久原をWS登録(多分)してました。
結果は、
25-21
22-25
25-16
25-18
セットカウント
3-1で、勝ちました。
ポイント3をgetし、「ファイナル6」ここまで、負けなしの3戦3勝。
ポイント13で、ポイントはサントリーと並んでいますが、こちらは試合消化が1試合遅れていること、レギュラーラウンド順位がJTの方が上位であること、で、JTが首位となっています。
パナは、昨年度から今年度レギュラーラウンドとファイナル6のここまで、ずっと スタメンセッター(メインセッター)を深津でやってきたのですが、今日はベテラン大竹を起用していました。
第1セットは、パナがバタバタしているのが丸分かりで、最大6点までJTリードがありました。 パナの内定選手・専田くん(早稲田大学の主将。176cmのサイドアタッカー。)がいいサーブを打ってましたが。
第2セットは、11-11から小澤が福澤にブロックされて 11-12とリードを許すと、大事な場面で サーブミスやアタックミス、ドリブル… 逆転することができません。
唐川くんのファインレシーブから 21-22と1点差まで詰め寄りますが、22-23の場面から 越川サーブミス、小澤が清水にブロックされ、22-25でこのセットを落とします。
が、ここからの切り替えが早いのが、今年のJT。
第3セットは、いいところでブロックあり、サイド攻撃ばかりでなく適度にセンター攻撃を混ぜ、前衛囮の越川のバックアタックもあり、2点差、4点差、6点差とジワジワとリードを広げていきます。
気がついてみると、第3セットは一度もタイムアウトをとることなく、25-16という大差で終了していました。
第4セット。パナはチアーゴを諦め、渡辺奏吾を投入。
1stテクニカルタイムアウトまでは、8-7と競り合っているように見えましたが、今年のJTは、この後の2ndテクニカルタイムアウトに向けてと、20点以降に、ギュン!ギュン!とギアを上げていく感じがあります。
2ndテクニカルタイムアウト時には、16-13と3点差。
福澤と清水にトスが集まることを見越しているかのように、その後はブロックポイントもあり、終わってみると、このセットも、25-17と大差がついていました。
今年のパナは、監督が経験薄い川村さんに変わったこともあるのでしょうし、助っ人がダンチからチアーゴに代わって上手くはまっていない、ということもあるのでしょうが、とにかく、攻撃が決まらない。チアーゴのアタック決定率が10%台、清水が30~40%台では、誰がトスを上げても同じでしょう。
先週、JTに勢いを止められた堺は、今日は合成と対戦していましたが、表情がレギュラーラウンドの時のように硬くなり、拾いまくっていた動きも鈍くなり、どの攻撃も合成のブロックにひっかけられて決まらない状況に陥っていました。
やはり、メンタルが強くないと、このタフな「ファイナルラウンド」は戦い切れないなぁ、と、改めて感じました。
来週で「ファイナル6」が終了します。JTはあと2戦残していますが、2位以上は確定しました。
来週(土)にサントリーと直接対決。(日)にジェイテクトと戦います。
「ファイナル6」を1位で通過すると、「ファイナル3」はジャンプして、東京体育館でのファイナル決勝戦の切符を手に入れます。
最後の最後まで気の抜けない戦いが続きますが、悲願の初優勝に向けて、一戦一戦を積み上げていって欲しいと思います。
(文責・ちゃこ)