中国新聞の新サッカースタジアム報道はサンフレッチェ広島、市民・サポーターの思いを代弁している、していない？Ⅲ

2016年03月02日: 編集部

広島高速の高架の先に広島みなと公園がある、市民・県民、全国のサポーターの大多数がもしかしたら今回の投稿にあるように「宇品が有利という説明に説得力が全くありません」と思っているのではないだろうか？

中国新聞の新サッカースタジアム報道はサンフレッチェ広島、市民・サポーターの思いを代弁している、していない？ⅠとⅡをひろスポ!で紹介したのが、３月１日だった。

中国新聞の新サッカースタジアム報道はサンフレッチェ広島、市民・サポーターの思いを代弁している、していない？
hirospo.com/pickup/26989.html

中国新聞の新サッカースタジアム報道はサンフレッチェ広島、市民・サポーターの思いを代弁している、していない？Ⅱ
hirospo.com/pickup/26998.html

その３月１日には中国新聞30面に紙面の半分を使ったサッカースタジアムの特集記事が組まれた。

見出しだけ拾うと「サッカー場どう決断」「広島県・市・商議所今月トップ会談」「公園優位に物流業反発」「サンフレ案影響は不透明」とある。

「サンフレ案影響は不透明」だけ余分、と考える。そのほかはすべて現状を正確に表し「サンフレ…」だけが未来の話。それは今、必要ないのではないか？

これまで、中国新聞のサッカースタジアム関連記事はほとんど「先のこと」など報じていない。

そして紙面の「サンフレ案」のところには「複数の関係者によると、スタジアム」を「２万数千人規模」とし「整備費は作業部会の試算よりも圧縮」とある。

そういう話こそとっくにわかっていたはずだ。ひろスポ!では当たり前過ぎて深く触れてこなかった（要するに作業部会の試算がサンフレッチェ広島に不利なように誇張された可能性大）が、さすがに「中国新聞の新サッカースタジアム報道はサンフレッチェ広島、市民・サポーターの思いを代弁している、していない？」の連載の発端となった２月19日の中国新聞の報道には、大きくバランスを欠く部分があると考え、次のような記事で正確な状況を読者に伝えた。

中国新聞、唐突に「サカスタ建設問題取材班」編成、その第１弾記事に「本当にひどい記事ですね～」の声が届く…
hirospo.com/pickup/26635.html

上記の記事内には「いろいろ書いてあるが要は「官民の作業部会」がその数字をまとめただけのこと。では、その数字にどれだの意味がるのか、といえばあまりない、というのが実際のところだろう」と明記した。今回の中国新聞の記事からも分かるように、またそのとおりになる可能性が高い。宇品に作るものとは異質ものをサンフレッチェ広島は旧広島市民球場跡地に想定している。それも含めてハナから報道するのが普通だ。

これはサンフレッチェ広島のエゴではない。現にマツダスタジアムは耐震性や耐用年数の側面を除けば広島東洋カープのイメージに極めて近いものが完成し、国内を代表するスタジアムとして年間２００万人も集めている。そして県内外のファン、海外からのファンに素晴らしい時間と空間を提供している。

ところで、なるべく多く読者の声を拾い上げ、いろいろな視点からの意見が集まる場に、というのがひろスポ!の主旨ではある。しかし、「宇品がいい」「広島みなと公園でぜひ！」というメールは本当に１通も届かない。正確には１つだけ「旧広島市民球場跡地」への建設に否定的なメールが届いた。だが内容的に掲載できないと判断し、メールをいただいた方にもそう返事して一応は納得していただいた。

今回も即、読者からの反応があった。代表的な「声」を紹介する。

三次市在住の５０年近くのサンフレファンです。

サッカーはずっと好きで、東洋工業時代の天皇杯連覇をテレビで観戦していました。

我が家では、1月1日は天皇杯を観戦するのが毎年の楽しみでした。

時代は過ぎて、厳しい時もありましたがサンフレッチェほんとに強くなりました。

勝ち負けだけでなく、地域に根差した活動やチームからの発信も本当に地域を代表する、プロチームになったと思います。

ユース時代の選手が活躍し、チームを離れても日本の代表的な選手として活躍しているのもうれしく思っています。

レッズに行った元サンフレ選手・監督にも是非優勝を１回はしてほしいと願っています。

カープも家族ぐるみのファンで、初優勝は大学時代の借間で友人とみてあとは、市内に繰り出したのを懐かしく思います。

カープとサンフレが共存し、広島市内のここという場所で活躍するのが、未来の広島の理想像です。

もちろん、平和都市という歴史と先人の思いを受けついでのことです。

今の新スタジアムの情報を知るたびに悲しくてなりません。