浦和レッズ戦に向け、サポーターが前日練習で掲げた横断幕には「残り360分」とあったが、降格圏内に居座ったまま”たった270分”になった…(トップ画像)
明治安田生命J1リーグ31節(10月29日、エディオンスタジアム広島)
サンフレッチェ広島は浦和レッズをエディオンスタジアム広島に迎え、GK林以外、スタメンを”元に戻した”。
サンフレッチェ広島スタメン
GK 林
DF 丹羽、千葉、水本、高橋
MF 青山、稲垣、アンデルソンロペス、柴崎、柏
FW パトリック
前半38分、青山負傷交代、野上IN。
前半、浦和レッズの攻撃を抑えたサンフレッチェ広島だが、青山交代のあと相手ボールを追いかけるような展開に…。
後半15分、一瞬の隙を突かれたか…MF長沢に決められて0-1。
後半23分、丹羽OUT、フェリペ・シウバIN
後半26分、ゴールやや右20メートルからフェリペ・シウバが狙うが枠の外。
後半31分、3人目、柴崎OUT、皆川IN
後半38分、フェリペ・シウバのシュート、枠外。
そのままタイムアップ。
サンフレッチェ広島はこれで9月30日の第28節で鹿島アントラーズに0-2、前節は川崎フロンターレに0-3。ここに来て上位チームに3連敗、しかも得点はゼロ、失点は6。
同時刻キックオフの15位のヴァンフォーレ甲府、17位の大宮アルディージャともに敗れて…
15位・ヴァンフォーレ甲府 勝ち点28 得失点差-16
16位・サンフレッチェ広島 勝ち点27 得失点差-18
17位 大宮アルディージャ 勝ち点24 得失点差-24
…とこの順位に動きはなし。
12位のベガルタ仙台はガンバ大阪と1-1で引き分け勝ち点37として残留を決めた。J2ではすでにJ1復帰を決めていた湘南ベルマーレがこの日、優勝のシャーレを高々と掲げた。
そして、J1残りは3節。
サンフレッチェ広島は11月、12月でヴィッセル神戸(8位)、FC東京(11位)、柏レイソル(4位)。
ヴァンフォーレ甲府は、アルビレックス新潟(18位)、大宮アルディージャ(17位)、ベガルタ仙台(12位)。※( )内数字は31節終えての順位
ヴァンフォーレ甲府が勝ち点3を上積みすれば、そこが運命の分かれ道。そして得点しなければ勝ち点3はない…
試合後の柏の話「点を取らなければ勝ち点3は取れない。自分たちの時間帯を増やすことも大事だが、相手もいる中で粘り強くやって少しでもチャンスを増やしたい」
同じく水本の話「ボールを奪ってからの攻めで迫力が足りなかった。両サイドをもっとうまく使えば良かった」
同じく林の話「みんなの声で盛り上げてくれて復帰できた。(失点は)センターバックが斜めに外に引っ張られて、スペースにフリーで入ってこられた。GK3人でいい競争をして盛り上げたい」