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2020年04月23日
編集部

無観客具体化のJリーグ、「今後考えられていくと思う」と無策のNPB、使用料嵩む日本ハム、ヤクルト…そして広島や楽天は?

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マツダスタジアム
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画像はマツダスタジアム

 

プロ野球のNPBとJリーグが連携するという”異例の体制”で国家的「非常時」に臨む第6回新型コロナウイルス対策連絡会議が4月23日に開催された。

これまで”共働”することのなかった両者のトップが新型コロナウイルスの専門家を交えて一同に初めて会したのは3月3日のことだった。

前回、第5回会議は4月3日で、この時は専門家チームから「感染の局面が変わった。ピークは4月から5月」との報告があった。その後、NPBでは12球団代表者会議で交流戦中止を決めた。

プロ野球経営者側にとって”聖域“だったはずの「全143試合開催」はかなわなくなった。

今回の連絡会議のあとには、Web会見した専門家チームの賀来満夫氏が試合を行うと判断する際には「もちろん無観客という形になると思います」とした。

これを受け、Jリーグの村井満チェアマンは、無観客試合での公式戦再開のシミュレーションを開始すると明言し、無観客試合開催の場合には「投げ銭」と呼ばれるネット上で寄付を募るシステムを導入するプランがあることも明かした。

すでにクラブの経営危機が同時多発的に報じられているJリーグでは、入場料収入を断たれたクラブ側に少しでもキャッシュが入る仕組みが欠かせない。DAZNとの巨額の契約をリーグ発展の基盤財源としているJリーグは、入場料と物販収入を犠牲にしてでも無観客でシーズンを成立させれば、確実に一定の資金を手にすることができる。

さらに村井満チェアマンは「例えば無観客試合であっても、バーチャル的な広告露出ができるように」とWEB中継において何等かの「告知宣伝活動」が可能になる仕組み作りに着手していることも口にした。具体的な動きが進められているのは明らかだ。

対するNPBは何も具体策を示すことができていない。斉藤惇コミッショナーは「スポーツを通して全国の皆さんに元気になってもらいたい。テレビやネットを通して、観ていただこうという気持ちが強い」とコメント。では、テレビやネット中継でどんな工夫をこらすのか?

「考え方はいろいろあるだろうから、今後考えられていくと思う…」

これじゃまるで他人事だ。

入場者ゼロのまま仮にNPBが開幕に踏み切った場合には、次なる選択肢はふたつ。そのままシーズンを戦い切るか、何等かのタイミングで客を入れるか?それとて満員のスタンドなど望めるはずもない。

昨季の主催ゲームの入場者数が300万人を超えている巨人、阪神と266万人に迫るソフトバンクはスタジアムでのファンの消費分も含めて巨額の収入が下手をすればゼロになる。

無観客ならスタジアムの看板広告料金も減額となるかもしれない。どの球団も試合ごとにスポンサーデーを設定しており、それもできなくなる。

残る売り上げは従来のテレビ中継やネット中継の放映権料など限られたものになってくる。

米国では、メジャーリーグと大手チケット販売サイトが、チケット返金を求めるファンによる数億円の集団訴訟を起こされた。いつ始まるかもわからないシーズンチケットの払い戻しに応じろ、という訳だ。

当然、日本国内でも同様の声はファンの間から上がりつつある。国内の新型コロナウイルス感染拡大の状況を見守りながら…といつまでもNPBが無策でいていいはずはない。

売り上げゼロ、あるいは大幅減少となった店主らの「家賃が払えない!」の悲痛な声は、Jリーグやプロ野球にも当てはまる。施設使用料の高さを最大の理由に新スタジアム建設をスタートさせた日本ハムなどはその典型だろう。無観客でも球場使用料は発生する。割に合わないどころの騒ぎではない。巨額とはいえないが神宮球場(宗教法人明治神宮所有)に使用料を払うヤクルトも無観客では厳しい。

広島市の所有するマツダスタジアムを本拠地とする広島は、指定管理者制度の下、優位な状況で球場を使用できる。しかも、昨季まで5年連続で主催ゲーム入場者が200万人を突破した。グッズや飲食販売でも飛躍的な伸びを記録して、全収入の3分の1がグッズ売り上げとなった。

ただ、それも県外から毎試合、多くのファンがやってきてたっぷり手土産を買って行くからだ。無観客によるマイナスの影響は計り知れない。すでにほぼ売り切れとなっている前売りチケットと年間指定席代金についても、よほどの代替案がない限り全部払い戻しになるだろう。

2004年の球界再編問題と2011年の東日本大震災では選手会側がシーズンの持続的な運用に向け大きな役割を果たした。

だが、新型コロナウイルス問題では、選手会としての動きは限定的であり、そうしている間に選手側への対価の分配がどんどん減っていくというジレンマに陥っている。

2004年の教訓から一枚岩になったパ・リーグでは、新型コロナウイルスに対してもある程度、協調した動きを見せているが、セ・リーグからはそれすら感じられない。

プロ野球の今後を最終決定するのはオーナー会議だ。その中で積極的に発言する楽天の三木谷浩史氏は、これまでのところ”沈黙”を守っているようだが、背に腹は変えられぬ状況となる中で何等かのアクションがあってもおかしくないのだが…

ひろスタ特命取材班

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