B1ライセンス交付の知らせを受けて報道陣の前で浦 伸嘉社長と手を取り合う朝山正悟主将(右)モニター画面に映っているのはオンラインで参加の選手、スタッフたち
広島ドラゴンフライズのB1昇格決定のニュースは新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がり県民生活が大きな制約を受けている広島に明るいニュースとして受け止められた。
B1ライセンス交付を地元の中国新聞は4月25日付紙面の一面と中面で大々的に扱った。
ひろスポ!がドコモdメニューに配信した記事も県内アクセスランキングで同日正午前、ベスト3入りしている。
24日に広島ドラゴンフライズが特設会場を開いて対応した、B1ライセンス交付の知らせを受けての会見では、出席した浦 伸嘉社長、朝山正悟主将、オンラインで参加した堀田剛司ヘッドコーチと田中成也選手がコメントした。
4人の言葉を3回に分けて届ける。
堀田剛司ヘッドコーチの話
B1に昇格できたのはいろいろな方々のサポートがあってのことだと思うので、本当に良かったなという気持ちでいます。来シーズンはもちろん優勝を目指してやっていきたいと思うので、しっかり準備して臨みたいと思っています。
田中成也選手の話
初年度からこの広島でやってきて、やっとB1の舞台に立てたということで素直に嬉しいですし、ほんとにこれがスタートで、これからよりいっそうやっていくのがB1にあがったことへの思いだと思うので、次のために準備してまたB1でも名前を轟かせることができるように頑張っていこうと思っています。
朝山正悟主将の話
ほんとに嬉しいですね。ようやくこの舞台に立つことができる。本当にここまでいろんなことがありましたので率直な気持ちとして嬉しい気持ちとほっとした気持ちと、あとはもうみなさんに対しての感謝の気持ち、今はその3つの気持ちでいっぱいです。
―朝からそわそわ?
その(B1昇格の)権利を獲得した時から正直言うとずっと、きょうの朝だけじゃなくてずっとそわそわした気持ちを持ってたんですけど、ようやくここで肩の荷がおりたといいますか気持ちが晴れました。
―新型コロナウイルスで大変な中、明るい話題になりました。
そうですね、今はこういう状況ですので応援してくださるみなさんへ明るいニュースを届けられるということは喜ばしいと思います。
―今季のドラゴンフライズはどんなチームでしたか。
やはり勝ち切れるチームでありましたし、また全員が同じ方向を向いてみんなで助け合って支え合って、そういったことができるチームでした。最後まで戦うことはできなかったのですが、それがこういう結果に繋がったと思っています。全員で勝ち取ったものだと思っています。
―来季、どんな戦いをしたいのか、チームを代表して…
今まではB1の舞台に行くのが一番の目標だったと思うのですが、ようやくスタートラインに立てたと思っていますので、バスケットに限らず今スポーツを待っている方たちがたくさんいると思うので、そういう方たちにコートでしっかり表現してまた感動と興奮を与えられようなそんなバスケットを展開できたらと思っています。
―この喜びを最初に伝えたい方は?
そこは、もしかしたら知っていれくれているかもしれませんが、やっぱり(広島ドラゴンフライズ初代ヘッドコーチの)佐古さんにご報告したいなと思っています。やはり僕自身がこの広島に来たいと思った一番の理由ですし、いろんな道を作っていただいて今こうしてこの道が開け、その間にたくさんのことを学ばせていただきました。また自分自身も佐古さんからいろんなものを引き継いでいきたいという思いの中でずっと戦ってきましたので、ひとつ成し遂げましたというところをご報告したいなと。
―ここまでの重みは?
どうですかね、そのタイミング、タイミングですごく苦しかった時期もありましたし、考えさせられたこともあったし、自分自身もぶつかってるなと思ったことがいっぱいあったんですけど、今こうしてB1に行けたという結果があって、ひとつひとつ、そのすべてが自分たちを成長させてくれたものなんだなと思ってますし、そういったものがよりモチベーションや重みになって、それをコートやいろんなところで表現できるようになって、今までのそういったものがあった上でのことだと思っています。すべて報われたというかそういった気持ちでいます。
―いろんな選手と戦ってきました。今、後ろにもたくさんの選手のみなさんがいます。チームメートの存在は?
やはり今シーズンこうして今いる選手たちとスタッフ、球団関係者のみなさんと作り上げたチームだと思っています。その中でこういった結果を出せたことには満足いってますし、今年はほんとに強いチームだったなと思います。その中で、さっき成也も言ってましたけど広島ドラゴンフライズ1年目から、またずーっと積み上げてきたものの中で今自分たちがある、と思っています。これまで広島ドラゴンフライズに多くの人たちが携わってきた、その上に自分たちが立っている。その強さというものをしっかりと次の舞台で出せるように頑張っていきたいと思っています。
―広島ドラゴンフライズがその歴史を積み上げていく上で、B1で戦える重みとは。
まずは楽しみだな、というのが率直な気持ちです。その中に当然、これまでドラゴンフライズが立ち上がってからほんとにたくさんの人たちに助けてもらって支えてもらって、1年目より2年目、2年目より3年目とたくさんのファンの人が会場に足を運んでくれた。ようやくバスケットボールが少しこの広島の地に根付いて、そこからまた一段階高いレベルでみなさんにお見せできるというところで、この先はより結果を求められると思います。その中で、自分たちがこの広島の地でスポーツとして盛り上げていくものをしっかり残していくために、ひとりひとりがより高い意識を持って、コートでそれを表現してみなさんに楽しんでもらうようにしていけたらと思っています。
(この項続く)
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