画像は栗林
4月2日 ●3-4x中日(延長12回) バンテリンドームナゴヤ
通算6勝2敗、巨人に抜かれてシーズン初の2位後退
14 時開始・3時間57分、26,186人
相手先発 笠原6回3安打2失点
本塁打 末包1号①
一番レフト西川
二番セカンド菊池涼
三番ショート小園
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番キャッチャー曾澤
七番ライト末包
八番センター上本
九番ピッチャー森下7回112球4安打2失点(自責2)
中崎H
島内H
塹江H
菊池保H
栗林(3試合1敗2S)
打撃力で開幕6連勝をマークした広島はこの日、延長を戦いながらわずか4安打。サヨナラ負けで首位の座を、5連勝をマークした巨人に譲った。
延長十二回、無安打で勝ち越しに成功した広島だったが、栗林がプロ2年目で初めてセーブシチュエーションでの救援に失敗した。
一死から途中出場の溝脇に8球投じて四球を与えたのが致命傷になった。続く大島は前日の八回に大瀬良に土をつけるきっかけとなる左前打を放ち、この日も森下から1号ソロなど3安打。栗林もストレートを振り抜かれてこれが三塁打となり追いつかれた。
さらに3年目二十歳の岡林にもフォークを捉えられた。前進守備のセカンド菊池涼はよく捕球したが、もうバックホームする時間は残っていなかった。
37セーブを挙げた昨季はセーブシチュエーションで失敗なし。東京五輪でもやはり失敗なし。
ただ、オープン戦では調子の波があり、6試合に投げて3試合で失点。不安を抱えたまま臨んだ開幕第3戦DeNA戦でも代打関根に四球、楠本にも四球のあと牧に適時打された。
続く3月31日の阪神戦(マツダ)では近本、糸原から連続三振を奪い、マルテも中飛に取って”らしさ”を発揮。しかし、初めて経験するこの日の延長戦のマウンドでは、また状態が逆戻りした。
気になるのは左打者に粘られたり、強くスイングされていること。球速は150キロ前後で問題なさそうだが、真っすぐやフォークで思うように空振りが取れていない。相手ベンチの研究も進み、今のままではセーブシチュエーションですんなり、とはいきそうにない。(ひろスポ!田辺一球)