画像は打撃投手の菊池保(右)と会話する曾澤
4月12日 ●2-5 中日2回戦(バンテリンドームナゴヤ)
通算10試合5勝5敗(首位ヤクルトまで2差変わらず、2位阪神まで1・5差、DeNAと同率3位)
18時開始・2時間51分、20,779人
相手先発 福谷3回3分の1、3安打2失点
広島本塁打 -
一番セカンド菊池
二番ライト野間
三番センター秋山
四番ファーストマクブルーム
五番レフト西川
六番サードデビッドソン
七番ショート田中
八番キャッチャー曾澤
九番ピッチャー遠藤●(2試合1勝1敗)5回1/3、93球3安打3失点(自責3)
アドゥワ
戸根
黒原
中村祐
広島の連勝が5で止まり、中日は連敗を3で止めた。
広島先発の遠藤は真っすぐも変化球も高目に浮くピッチング。それでも前回、この日と同じく曾澤と組んだ雨のマツダスタジアムで阪神打線を5回0/3完封した勢いで、序盤3回をゼロで抑えた。
しかし味方打線が2点を先制してくれた四回、先頭の細川に高目に浮いた初球のスライダーを中前打されると、一死から木下にも右前打されて一、三塁。続く八番の龍空にも高目に浮いたチェンジアップを打たれてこれが犠牲フライになった。
5回83球の遠藤は六回も続投。先頭のアルモンテをボールカウント1ー2と追い込みながら5球目に投じたスライダーを広いバンテリンドームナゴヤの右翼席に持っていかれた。
曾澤のミットは内角に固定されていたが、それより幾分甘く入り、振り上げたアルモンテのバット軌道にきっちち合ったかっこう。続く細川にも二塁打を打たれた遠藤はこの回、途中降板となり、救援したアドゥワも木下に勝ち越し打を許したあと、代打アキーノに対日1号2ランをプレゼントした。
痛恨の2発を許した投手陣をリードした曾澤は、懸命に調整して開幕一軍メンバーにその名を連ねた。現状ではスタメンは遠藤の時に限定されている。今後も若い投手陣を引っ張っていくことがその大事な役どころになる。
逆にこの日、不振のビシエドの登録を抹消した中日・立浪監督にとっては四番と代打に一発が飛び出す会心の一日になった。
また開幕からスタメンマスクをかぶり続ける木下も2安打2四球と打つ方でも気を吐いた。
開幕早々から最下位に沈む中日にも意地がある。五回までリードした展開で逆転負けした広島はマツダスタジアムに戻りヤクルトを迎える。(ひろスポ!取材班&田辺一球)