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2023年09月01日
編集部

災害多発の日で9月1日防災の日、しかし松井一実市長も、防災機能有するマツダスタジアムのカープ球団もその姿勢はうわべだけ…

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土砂災害
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画像は2014年8月22日、大規模土砂災害に見舞われた広島市安佐南区八木地区の様子、画像奥左が壊滅的被害を受けた県営共同住宅など

 

 

“過去の記憶”を正確に残しておかないと、取り返しのつかない殺人的エラーが”美談“にすり替えられる。特にカープ村と言われる広島においては…だ。

 

 

 

広島市で分かっているだけでも77人の生命が奪われた2014年8月の広島市大規模土砂災害。遅々として進まない災害復興事業の中で数少ない成果物として「市豪雨災害伝承館」が9月1日、被害の最も大きかった安佐南区八木地区に開館した。

 

 

 

初日の式典には松井一実市長が出席して「あの辛い思いを二度として欲しくない」とあいさつした。いえいえ、被害を拡大させたのはほかでもない、松井一実市長自身だ。

 

 

 

松井一実市長と太いパイプのある広島東洋カープの松田元オーナーも”同罪“だ。以下の関連記事ではその内幕を確認できる。

 

 

 

NHKは同じ9月1日、マツダスタジアムで開催された広島-中日ナイトゲーム中継を担当、野球中継の中でマツダスタジアム左中間スタンド下の広島市備蓄倉庫などを紹介していたが、ひろスポ!から言わせてもらえばただの奇麗ごとに過ぎない。「平時」の姿はあくまで仮の姿であり大事なのは「非常時」に市民のために本当に活用されるかどうか?だ。

 

 

NHK中継内では事前に撮影された新井監督やカープナインの防災に向けたコメントがオンエアされた。それはそれで必要なことだが、防災の本質はそこじゃない。来場したファンが足を滑らせ大ケガをしたり、心肺機能停止になったり、あるいはライトスタンドで観戦したファンが亡くなるなど、トラブル多発のマツダスタジアムは根本的な問題を数多く内包しており、防災の前にやるべきことが山積している。(そのひとつが今季から採用された内野の大規模ネットだ)

 

実際に大規模土砂災害がどんな経過を辿ったのか?は以下のひろスポ!記事でも確認できる。

 

 

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2014年8月20日未明の大規模土砂災害発生時、広島市は警戒態勢を完全にスルーしていた。午前3時ごろから区役所、広島市役所には市民らからの電話が相次いだが対応したのは警備員だけ。当然、適切な返答はできない。みるみる被害が拡大した。

 

 

 

あろうことか松井一実市長は市役所まで車なら10分以内の距離にある市長公館に止まり、午前7時15分、公用車でやっと登庁した。市が最初の避難勧告を出したのは午前4時15分だ。

 

2日後の会見で松井一実市長は「寝たり休んだりしながら情報を聞き、対策会議を開くということで関係者を招集した」と述べ、30日の会見では「私が寝たり起きたりしていてはいけないと、マニュアルには書いていない」と開き直った。さすがは2013年12月3日に「サンフレッチェ広島は2位でいい」と発言しただけのことはある。市民ファーストの真逆のスタンス。「自宅マンションローン返済のために市長の椅子に座っているだけ」という関係者の話にうなづくしかない。

 

 

同日の会見では土砂災害発生前に避難勧告を出せなかったことについては「判断が慎重になった。今後は直ちに出すように変えていく」としたが、奪われた財産と人命は帰ってこない。

 

上記関連記事にもあるが、松井一実市長は2018年7月の西日本豪雨災害時にも完全に後手に回り、現場で市民に詰め寄られた。人命軽視は甚だしく、何度でも同じ悲劇が繰り返される。

 

広島市安佐南区上安町には現在、不安定な盛り土の上に産業廃棄物処分場が拡張されている問題が注目されている。

 

県と市で十分に盛り土の情報が共有されないまま市は2016年と2020年、産廃処分場の前事業者による拡張申請が認可され、拡張前に6万7千平方メートルだった埋め立て面積が11万4千平方メートルに広がった。2021年7月、静岡県熱海市で土石流災害が起きた悪夢再び…となる可能性が高いと住民は考えるだろう。

 

行政がやることをうのみにしていると“殺される”ことがある。2014年8月、最大の被害が出た八木地区で最も大きな被害があったのは住宅が張り付く斜面の一番高いところにあった県営共同住宅だ。

 

県は率先して市民・県民を危険なエリアに引っ張り込み、民間業者がそのあとに続いた。

 

松井一実市長は安佐南区上安の問題で市政クラブの記者たちからこの件について詳しく質問されると木で鼻をくくったような答えに終始している。まったく反省などしていないようだ。

 

それは“あの日”八木地区などに向けて救援物資がスタンド下部の倉庫から運び出されても他人事のように、被災地市民のチケット購入エリアが櫛の歯が抜けたようになったマツダスタジアム出公式戦を開催したカープ球団もいっしょ。

 

広島は幾度となく大規模災害に見舞われているが未だにカープ球団が主となって被災地のこどもたちをスタンドに招待した、あるいはカープナインと交流した、という話を一度も聞いたことがない。(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)

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