画像は真鍋慧
都内で10月26日午後5時前から始まった、2023年プロ野球ドラフト会議supported byリポビタンD。
高校通算62本塁打を放ち、1年時から常に注目されてきたボンズこと広陵高・真鍋慧内野手は、校内に設けられた会見場で中井哲之監督とともに大勢のメディアが注目する中で吉報を待った。
が、本人が希望する3位以内の指名はなかった。
4位以下なら進学する意向を表明しており、プロ入りが実現するのは最短で4年後…
ひろスポ!では今夏の広島大会でその打撃内容をチェックしてきたが回転のいい打球が外野手頭上を襲うような”ボンズらしい”打球をなかなか見ることができなかった。
バッテリーに警戒され、厳しいところを突かれる中でも、相手のウイニングショットを一振りで仕留めるのが主砲の役目、かつそうでなければプロの舞台には立てない。
ローギアに入ったままのような状態で乗り込んだ甲子園でも打撃内容は好転せず、強く振ってもいい角度の打球が飛ばないまま最後の夏が終わった感じだった。
TBSドラフト会議特番では、社会人ENEOSの渡会隆輝外野手(21)のエピソードを長尺で紹介していた。高校卒業時に指名漏れして、その悔しさを胸に走・守・攻で力と技を磨き、その評価は1位指名で3球団競合という誇るべきものになった。交渉権を得たのはDeNA。おそらく来季、その姿は横浜スタジアムで躍動するだろう。
3、4年はあっという間。ボンズからネオボンズへ、木製バットを自在に操り、ファーストではなくサードあたりで勝負できるようになればリベンジのチャンスは必ずやってくる。(ひろスポ!取材班&田辺一球)