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2020年06月06日
編集部

県職員に10万円強制?即撤回…コロナで評判ガタ落ちの湯崎知事が球児の夏に猛反対、広島の高校野球代替大会裏舞台

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画像はマツダスタジアムでの夏の県予選開会式から

広島県高校野球連盟(山田剛司会長)は6月5日、広島市西区で評議員会を開き第101回全国高校野球選手権大会の地方大会に代わり、県独自の大会を開催することを決めた。

全国的に見るとこうした代替大会を「開催しない」としたところもあれば開催方式を調整しながら「開催する」としたところもある。

広島県の対応が注目されていたが結果的には野球部員にとってよりよい方向に決まった、と言っていい。もちろんコロナ対策で実際の大会開催は多くの困難を伴う。

ところで今回の決断までには紆余曲折があったことは容易に想像がつく。

高野連では前回5月29日に臨時の理事会を開催したがその場では開催の是非を話し合うにとどまり結論を出せなかった。なぜだろう?

もうそのタイミングで愛知県のように広島より遥かに規模の大きな県でも開催の方向で検討を続けていた県もある。(愛知も6月5日に代替大会の詳細発表)。

だが5月29日の理事会のあと、広島県高野連の板森匡祐理事長は、報道陣から様々な質問を受けた際に奥歯にモノの挟まったような言い方に終始。開催の可能性については「グレー」とした。ただし「個人的な見解は?」と聞かれると「開催したい」と返答した。

いったい誰に遠慮しているのか?なぜ、広島では開催決定に手間取ったのか?

その答えは「湯崎知事と教育長がやりたがらない」(広島県教育関係者)からだ。

自治体の首長と、教育事務全般について首長と並ぶ執行機関である教育委員会。その教育委員会の中から選ばれた事務の執行役である教育長。そのふたりが反対すれば高野連としては球児との間でまさに板挟み。

この”板挟み”こそ広島県のダメな戦後教育の長年の悪しき慣習であり、そのために(事情はそれぞれだが)命を落とした教育関係者の数は半端じゃないはずだ。

5月29日に東広島市で開催された臨時の理事会は予定より30分遅れで始まった。わざわざ県内各地から理事を東広島に集めてのスタート遅れは、突如として板森理事長と山田会長が「広島県庁に立ち寄った」ため。なぜそうなのか?その先の話は県高野連関係者は口が裂けても?言わない。…なので調べさせてもらった。

第102回全国高校野球選手権大会県予選(広島大会)は、朝日新聞社、広島県高校野球連盟、県教育委員会の主催だ。

県教育委員会の意向が重視される。朝日新聞は新聞を売らないと話にならないから、全国都道府県で代替大会の開催に向け躍起になっている。むろん、選手たちのためでもある。だが、広島では肝心かなめの湯崎知事と、湯崎知事がわざわざ広島に呼び寄せた平川理恵教育長が代替大会の開催に乗り気でなかったのである。

なぜ乗り気じゃないのか?

ここからはひろスポ!の”読み”の世界だ。

湯崎知事はコロナ対応で散々その評価を落とした。そしてコロナの緊急事態宣言下で、満足にリモート授業もできないようなお寒い県の教育状況を作り出した。平時においては様々な教育振興策を口にしていたが、いざとなった時、広島県はまったく県教育において独自性を発揮できなかった。

そんな中で代替大会をやってまた”騒動”が起こることを嫌ったのか?

この状況はまさにひろスポ!がずっと以前(湯崎知事がサッカースタジアム建設場所を広島みなと公園優位とした時期)から予想していたことであり、それゆえに「AK学園」を揶揄するような記事もアップしてきた。

今までスポーツ分野とは異なる話題をわざわざ取り上げてきたら今回、見事に”広島の教育行政”のところで話が重なった。この記事のあとに添付した関連記事に詳細は記してある。

その広島県の教育に対するアンバランスな姿勢が、高校野球の代替試合開催の問題で見事に浮き彫りになった。

広島県政記者クラブであれば、県に忖度するかもしれないが、ひろスタ特命取材班には何のしがらみもない。

「知事は国政に出ることばかり考えているからそうなる」

「だが、誰も県教委に睨まれたくないから声を上げない」

これもまた広島県の教育関係者の言葉だ。広島県民は「惜しい」どころか気の毒だ。地方自治において一番大切な将来への投資において大きなミスを犯し続けている。自宅に十分なネット環境もない高校生たちは、今の全米や香港の人たちに負けないくらいの怒りを込めて、広島県庁へ向けデモ行進した方がよくないか…

わずか2年前に、大規模豪雨災害により苦難の夏を乗り越えた野球関係者や部員の努力や情熱をあっさり無にしようとするその気が知れない。

「違う!」と言うのなら今回の高校野球代替大会の開催について球児たちにしっかりとした激励の言葉を公の場でかけてからにしてもらいたい。

それとも、国が全ての国民に給付する10万円を巡り、県職員の受け取り分を新型コロナウイルス対策費に充てるとした湯崎知事の”仰天さ”なら何でもありか?

ひろスタ特命取材班

ひろスポ!関連記事
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参考記
朝日新聞EduA
広島県教育長・平川理恵さんに聞く公立校のオンライン対応「スピード重視、『学びを止めない』で判断」
www.asahi.com/edua/article/13378981

デイリー新潮
県職員の10万円はコロナ対策費に… 広島県知事は批判されるようなことを言ったのか
news.yahoo.co.jp/articles/782d0e9f3cac3d83c49cf9b9d69d82a60aa4b120?page=2

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