画像は菊池涼
6月27日のマツダスタジアム。広島-中日戦前の全体練習で広島の菊池涼がスタメンを外れそうな動きを見せた。
また前日の中日戦で先発した大道を救援して2点適時打された菊池保との入れ替えでフランスアが一軍に合流。さらに菊池涼のバックアップ要員で安部も一軍に再合流した。
菊池涼は5月中旬まで打率・342でリーグトップを快走していたが、5月17日深夜の新型コロナウイルスPCR検査陽性発表を受け長期離脱を余儀なくされた。
6月2日の日本ハム戦(マツダ)に「一番セカンド」で戦列復帰。しかし打率は急激な右肩下がりとなり、前日(26日)の中日戦も3打席無安打で打率・302となり上本と途中交代した。
侍ジャパンメンバーに選出された菊池涼は6月21日に新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。同時に接種を受けた森下は22日、副反応で自宅待機となり、同じく鈴木誠は22日のヤクルト戦欠場のあと23日には特例2021を使い出場登録を抹消、24日に再登録され代打出場2試合を経て26日に「四番ライト」でスタメン復帰した。
だがスタメン復帰でいきなり豪快な一発を左翼越えに運んだ鈴木誠も、副反応による影響はまだ残ったまま。また、森下も27日の先発マウンドで副反応の影響も含めてその登板内容が注目される。昨季の新人王右腕は7試合連続でクオリティスタート成功中だが…
そんな中、菊池涼もスタメン回避となれば、広島佐々岡監督にとっては当然のことながら、金獲りを目指す侍ジャパン稲葉監督にとってもまたひとつ不安材料が増えることになる。(広島スポーツ100年取材班)