画像は先発テストの続く大道
8月15 日 ●0-3 阪神 京セラドーム
通算31勝44敗10分け
3位ヤクルトまで12差の5位変わらず、首位阪神まで14・5差
18時開始・3時間7分、4,979人(緊急事態宣言下)
相手先発 秋山〇5回6安打無失点
本塁打 -
登録 大道
一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番ショート小園
四番ライト鈴木誠
五番ファースト坂倉
六番サード林
七番レフト西川
八番キャッチャー石原
九番ピッチャー大道●(23試合4勝3敗)3回72球3安打2失点(自責2)
ケムナ
森浦
島内
東京五輪インターバル明け、京セラドームでの首位阪神3連戦に臨んだ広島はけっきょく初戦快勝のあと、2連敗でまた自力Vの可能性が消えた。とはいえ、残り58試合で首位まで14・5差、3位まで12差で「V」とは無縁。
逆にBクラス3チームはわずか0・5差の中にひしめき合っており、最下位回避以外に明確な目標を掲げづらい状況だ。
後半戦先発3番手に指名された大道はその立ち上がり、先頭の近本に対してボールカウント3-1にしたことが全てだったかもしれない。
5球目に投じた147キロを振り切られ打球はライトスタンドへ。一番とはいえ思い切りよく振ってくる相手の餌食になった。
続く糸原は2球で追い込み2-2から左飛に取った。しかし三番サンズを3ボールからフルカウントまで持っていきながら歩かせたことも、その後の悪い流れに繋がった。
二回は、二死から梅野を歩かせた。ボールスリーからフルカウントの末、とまた同じパターンだった。
迎えた三回は近本とサンズに中前打されて失点した。そのあと大山もやはり3-1からフルカウント、四球になった。さほど調子の上がってきていないロハスにも四球というオマケもついて、ベンチに戻ると交代を告げられた。
3回72球。先発テスト6試合目にして最短降板となった大道だが前回、7月10日の神宮球場ではヤクルト打線相手に自己最長の7回3分の0、89球2安打無失点と好投した。
この時は初回わずか10球スタート。ボール球は2球だった。二回も15球、三回も11球。坂倉とのバッテリーで立てた作戦は打者1巡目真っすぐ勝負、2回り目からはカットボール、スプリット。その流れに沿って、塩見、青木、山田、村上の上位をことごとく凡打に仕留めた。
だが今回は近本の先制パンチで足に来たのか、前日に九里らが2打席連続弾を許したサンズ、大山に対して攻めの投球ができなかった。
対照的だったのが阪神先発の秋山。四回まで毎回ヒットを許し、五回も先頭の菊池涼に四球を与えながら5回無失点の7奪三振で勝ち投手になった。
これで広島戦今季4勝目、昨季から通算では8連勝で1年以上、負け知らず。
第1戦で”天敵”西勇を攻略した広島打線ではあるが、今季9度目の完封負けとなり、”夏休みの課題”への取り組みは今後も続く…(ひろスポ!・田辺一球)