画像は3月8日午前9時のマツダスタジアム窓口前の様子
マツダスタジアムでは3月8日、午前10時から広島東洋カープ主催ゲームの公式戦チケットが販売される。
午前9時の時点で窓口に並んだファンの数100人ちょっと。午前5時の時点ではわずか7、8人しかいなかった。
この中に、かつて大量チケット購入で物議を醸した転売ヤーはいるのだろうか?マツダスタジアムからは逮捕者も出たし、もうチケット転売の時代でもあるまいに…
黒田・新井人気などでチケットがネットで高額転売されまくった2016年以降では徹夜組の大量テント問題がニュースになるなど、過剰人気が社会問題化していたが、その頃からすれば隔世の感がある。
2021年と2022年にはコロナの影響で窓口販売は行われれずネット販売になったが、ローソンチケットなどは30分で売り切れとなり、球団HPは発売開始と同時にエラー表示でその後、何時間も正常化しなかった。
2020年はコロナ禍の影響がどれほどのものか先行き不透明だったにもかかわらず、2月23日にマツダスタジアムで「抽選券」が配布され、ファンが押し寄せたため午前6時過ぎには正面ゲートが開けられた。
この「抽選券」は25万枚用意され、午後4時まで配布が続いた。結果、公式戦チケット購入の権利を手にしたのは倍率39倍を勝ち抜いた人たちだった。
続いて3月1日、過去の例に従ってシーズンチケットを一括販売。のちにプロ野球開幕は延期となり、シーズンも変則開催となって、チケット購入者から「払い戻し」の希望が相次ぐ中、球団側は最後まで態度をはっきりさせず、これも大きなトラブルになった。地元マスメディアはこの事実をスルーした。
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なお、今回もまた「ご購入の座席の変更・キャンセルは一切お受けできません」の案内表示が掲げられている。
また「転売禁止について 入場券は購入者の氏名および連絡先を確認したうえで販売します」という注意事項も掲げられているが、免許証ほか身分を証明するものは必要とされず、完全に”ザル対策”となっている。(ひろスタ特命取材班&田辺一球)