画像は平川理恵教育長の”闇”を最初に報じた週刊文春(2022年8月11号)表紙と2023年3月29日付の中国新聞関連記事、自己表現「採点難しい」の見出しが確認できる
3月29日の中国新聞にやっと広島県教育委員会が新制度を導入したこの春の公立高校入試の振り返り記事が掲載された。
入試制度改革の初年度となる大事な出来事だ。入試は2月27日~3月1日にあった。9日合格発表。もっと早く、もっと深く広島のメディアは報道すべきだろう。
中国新聞記事の見出しは「広島県の新公立高入試の感想は」「自己表現『採点難しい』」「学力以外で評価歓迎/1日5教科きつい」
アホか!そんなことは最初から分かっていたことだ。15の春のみなさんはいい迷惑だ。
ひろスポ!は「平川理恵教育長辞任希望連載」の3月6日アップの記事では以下のヘッドラインを取り、その問題点を指摘した。
広島がダメになる日…その6、平川教育長の下、広島公立高校入試大改革、でもたった5分で「自己表現」できる大人っている? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
この記事での言いたいこと、を抜粋すると次のようになる。
- 県教委のYouTubeで新入試制度を説明する平川教育長、それなら試験が終わったらその”傾向と対策”もまたYouTubeでお願いします!
・広島ではかつて「総合選抜」なるものがあったのですが我々も痛い目に遭いました。
・総合選抜は「平等主義」の中から誕生したのでしょうが、最強だった広島スポーツまで弱体化させた、という大失態にも繋がりました。
・長らく2日間に振り分けていた5教科の学力検査が2月27日、1日の中に“積み込められた”感じ。おいおい、コレって受ける人の身になって考えれば、ずいぶん無謀じゃない?1日で5教科…。そんなに5教科って軽いのか?
・平川教育長肝入りの、新たな評価方法には、きっと生徒も先生も親も悩んだであろう「自己表現」が実施されました。全ての受験生が対面形式で自身を5分以内にアピールしたらしいです。
こんなことやって、きちんと評価できるの?
もし、ひとりの担当者が受験生全員を受け持つならそれもあり。でも、きっと面接官は性別も専門も経験もバラバラな人たちで、たった5分でそれをやって、偏らない方が難しいのでは?
きっと大人でも5分では表現しきれませんよ!最低15分、20分ならかなりいい感じす。でも、本当は30分くらい必要です。
たぶんこの5分間の新たな試みは長くは持たないでしょう!
さあ、平川教育長が勝つか?それともひろスポ!が勝つか…(この連載続く)
・さて、15の春を迎えたみなさんにとっては、おそらくとんだ「大改革」の高校受験が終わった訳ですが、ひろスポ!がチェックした範囲では受験日当日も受験後も平川教育長の姿をテレビ、新聞でぜんぜん見かけません。言い出しっぺが姿を見せないのはどういうこと?こういうことって即、対応しないと意味ないはず。試験問題の解答番組だってすぐオンエアされるでしょ!受験当日はどこで何をされていたのでしょうか?
……
確認とために紹介しておくと29日付中国新聞記事では「新たな公立高校入試のポイント」として次の6点を挙げている。
・推薦入試廃止
・内申書にあったボランティアや部活記載削除
・「自己表現」新規導入
・これまで学力検査125点:内申書130点だったものを学力検査6、内申書2、自己表現2に変更
・1日目で全5教科テスト実施
・各高校が教育目標、スクールポリシーを事前公表
上記6点で受験生が最も気にするのが異常なほど比重の高まった5分間勝負の自己表現だろう。
中国新聞記事でも予想通り「面接の方が自由に(評価する側が)質問でき、より生徒のことを理解できた」という声が紹介されている。当り前の話だ。一方的に受験生がわすか5分間しゃべくりまくるのを聞いて、そこから合否判定の2割分を評価することなどできはしない。
「採点時間の確保や職員の配置、自己表現の運営も大変だった」とも紹介されている。平川教育長が自分で一度、100人の受験生を相手にやってみてその評価と学力検査の採点結果との相関性を調べてみたらどうか?
ここがポイントだが、人と人との対面で評価したスコアと知識を問うスコアの関係には一定のパターンがないといけない。
分かりやすく言えば話すのは苦手で自己表現がダメダメだった生徒が100人いて、その生徒の5教科の成績を見てみたら揃いも揃ってめちゃくちゃ良かったらどうする?どうなる?そこまで極端にはならずともアンバランスが必ず生じる、というのが我々、取材班の見解だ。
わずか5分間トークが3年間積み重ねた数学+国語テストにほぼ匹敵するなんて、やっぱりおかしくない?
広島の各メディアは必ず、この視点で平川教育長の“暴走ぶり”を検証すべきであり、県教委が自らその視点で全受験生のスコアデータを調べて公表すべきだ。
ひろスポ!の3月6日アップ記事の結びは…
たぶんこの5分間の新たな試みは長くは持たないでしょう!さあ、平川教育長が勝つか?それともひろスポ!が勝つか…(この連載続く)
…だった。
で、この勝負、ぜんぜん負ける気がしないのである。なぜか?今回の中国新聞の記事にはなんと、平川教育長の「 」の言葉がない。中学生の評価をするシステムを勝手に変更しておきながら、自分の評価は避けてないか?たぶん取材拒否だろう。それは敵前逃亡を意味する。(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)
デルタルハンターとは…パソコン1台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン(ひろスポ!造語)のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した造語である。広島市は三角州(デルタ)上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。
本家のデジタルハンターはNHKで再三取り上げられており、インターネット上にある情報、画像、動画などを検証して、事件・事故・国際紛争などにおける事実を導きだす、オープン・ソース・インベスティゲーション(公開された情報源の調査)で、暴かれる真実の大半が権力者側にとっての「不都合な真実」である。
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