画像は9月7日午後2時開始の中日戦のマツダスタジアム、ファンが暑さを避けて歩くコンコースにも直射日光が当たっている
アサ芸プラスは9月18日午前7時ごろ<広島カープを急失速させた「熱中症続出でも灼熱デーゲーム」の異様なこだわり>のヘッドラインの記事を報じた。
9月18日午前7時ごろアップされたアサ芸記事↓
広島カープを急失速させた「熱中症続出でも灼熱デーゲーム」の異様なこだわり (msn.com)
アサ芸プラスは7月11日の午前7時ごろ<救急車出動!広島マツダスタジアム「球場観戦離れ」が進む「地獄のデーゲーム」>のヘッドラインで、7月13日午後2時から、14日午後1時30分から予定されていたデーゲーム、ヤクルト戦開催に警鐘を鳴らしていた。(14日は降雨中止となった)
すでにひろスポ!では何年も前から、屋外型スタジアムを本拠地とする他球団がナイトゲームを開催するタイミングでのデーゲーム開催というマツダスタジアムだけに見られる特異な事象について疑問を呈してきた。ファンにとってマイナス要素の方が大きく、カープナインの体力も必要以上に消耗してパフォーマンスへの影響が心配されるからだ。
実際、新井貴浩監督1年目の昨季は9月13日時点で貯金がシーズン最大の15あったのに一週間後には貯金9となり、首位阪神を追撃するはずが3位DeNAとの2位争いを演じるハメになった。猛暑日デーゲームが強行された影響と推察できる。
今季もまた同じことが繰り返された。
8月31日に首位に返り咲いた広島は9月2日時点で貯金14。そこから13試合で2勝11敗。巨人、阪神に抜かれ、DeNAと今度は3位争いするハメになった。
その間、3度先発した森下暢仁は全敗でその内容も4回5失点KO(横浜スタジアム、DeNA戦)、5回2/3、4失点KO(東京ドーム、巨人戦)、5回6失点KO(マツダスタジアム、DeNA戦)と惨憺たるものになった。
中でも9月16日午後2時開始のDeNA24回戦は悲惨だった。森下暢仁の球には立ち上がりから勢いがなく二回までに6失点してまた5回で交代となった。この日の広島市中区は36・6度を記録する猛暑日だった…
16日は敬老の日だったが森下暢仁にとってはKOの日になった。さらには早々に高齢者らが球場をあとにする「帰ろうの日」になった。
7月13日のデーゲームでヤクルト打線を6回無失点に抑えた大瀬良大地も、その後は打線の援護不足もあり6試合に投げて2勝2敗で、そこから森下暢仁と同じように、この暗黒の13試合の間では2戦2敗に終わった。
暗黒の13試合の最中にもデーゲームが開催された。午後2時スタートの9月7日の中日21回戦は強い体を持つ九里亜蓮が先発して6回2/3、1失点でチームの連敗を一度は4で止めた(このあとチームはさらに6連敗で”終戦”)。翌8日の同22回戦は午後1時30分酷暑極める中でのスタートで玉村昇悟は3回3失点で負け投手。
玉村昇悟はそれまで4試合続けて真夏のマツダスタジアム。ナイトゲームで投げてきた。要するに酷暑対策要員を拝命した、ということ。そして最後に力尽きた。
当然ながら首脳陣も選手たちも真夏日のデーゲーム開催については声を発しない。テレビカメラを向けられて「暑いっスねぇ」と返す程度だ。
だが、アサ芸とひろスポ!が7月上旬の時点で指摘していたように、酷暑によって体力を消耗した選手たちは体のキレを欠き、体力配分に長ける秋山翔吾や菊池涼介投ら一部選手を除いて打っても、守っても、走っても、投げてもイマイチのパフォーマンスしか発揮できなくなった。
なお、アサ芸の今回の記事内には、先ごろひろスポ!がアップした以下の記事をコピったような箇所が存在するが、ひろスポ!取材班はアサ芸記者をスタジアムほか現場で見たこともないし、当然名刺交換も行っていない。
マツダスタジアム狂気の沙汰!また死人が出るぞ!新井カープ優勝逃すぞ!このクソ暑いのにデーゲームって誰が決めた? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com(2024年9月6日掲載)
勝手ばがらアサ芸記事の今回の結びを、引用させていただく。まったくその通り、だと思う…(広スタ・アリーナ特命取材班&田辺一球)
<もし優勝を逃したら、いちばんの戦犯は新井監督や選手ではなく、球団上層部といえるのではないだろうか。>
※マツダスタジアムでデーゲームを観戦された方のご意見、情報などお待ちしていますひろスポ!宛てにお送りください。すでにこの9月、スタンドで救命処置を受けた男性の情報などが届いています。 sports.c.w@hi.enjoy.ne.jp
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